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Facebookは真の友達を減らしているのか?

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先日のセミナー:Social Media Sub-CLUSTER の講演で興味深い話があった。

人間科学から見たヒトの繋がり方を緊密度が高い順に並べると・・・

① 5人 最も親密な友達
② 15人 共感できる親しい友達
③ 50人 定期的に会う等近況を知っている友達
④ 150人 顔と名前が一致する個別に認識できる知人

〜ここまでの150人が人間の記憶力・処理能力の限界らしく、これ以上の数の人を把握しておくことは難しいらしい〜

⑤ 500人 友人の友人、名前を知っているだけの人等。親近感はない。

となっているらしい。
(「ウェブはグループで進化する」ポール・アダムス)

そして、人は複数のグループ・コミュニティに属しているが、① から⑤の総人数は変わらない。従って、所属するコミュニティが増えると各コミュニティで繋がる親しい友達が減るか、またはあるコミュニティと疎遠になっていく。

ということは、Facebookなどのソーシャルメディアで友達=親しいと感じているコミュニティ+人々が増えてくると実は以前からの親しい友人・知人が減ってしまっているのではないだろうか?

偶々、立て続けにリアルのみの会合やオフライン会合が多かったこともあり、種々考えさせられるよい機会だった。

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