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走りながら考える技術

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「走りながら考える技術」というテーマでの連載エントリーを書こうかと思案中です。

企画、概要計画、詳細計画の策定と承認のために非常に多くの時間と長い期間を費やす。 そして計画策定が完了し承認された後の実効フェーズに入ると 『計画の遂行』 そのものがが目的化してしまい、実行中に起こる様々な環境の変化への柔軟性な対応ができなくなる。
そういった日本の会社は少なくないだろう。
変化のスピードが加速度的に速くなってきている今日のビジネス環境において、日本企業のそのような体質が国際競争に勝てない一因となっているのではないかと思う。

しかしながら、変化に対応するための柔軟な計画変更 と 突発的な想定外の事象への臨機応変な対応。 この2つを実行することは、個人にとっては難しいことではなくても、組織としてこれを実行するのは結構難しいのではないだろか。

例えば、ワンマン経営の会社の強さはここにあるのかもしれない。 企画、計画だけでなく、実行時に末端の状況を理解し、柔軟に臨機応変に対応している。  即断即決の対応力。 これならば、変化のスピードに対して遅れることなく対応していくことができる。 
ただし一方では、末端の現場の状況を正しく伝わらず、正確に把握、理解できないと判断を誤るリスクを抱えている。

変化への柔軟な対応、当初想定外の事象への臨機応変な対応。 この対応力をもつことで、膨大な時間と労力をかけて机上で計画をなるのではなく、短時間で方針とざっくりとした計画でとにかくスタートし、後は 『走りながら考える』。 

そんなことを考えていければと思っています。

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