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チャイニーズクオリティに追いつけ ~アンゴラ滞在記#13

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日本企業の海外進出IT支援のため滞在中のアフリカ アンゴラ共和国の首都ルアンダでの滞在記 No.13です。
約2ヶ月の滞在から帰国しましたが、いくつか書き足りないこともあり、あと2~3回アンゴラ滞在記を続けたいと思います。

今回は、中国の品質:チャイニーズクオリティとアンゴラとの関係についてです。

中国の品質や安全性に関する話題が最近多いが、アンゴラは中国からの投資、資本流入とそれらのお金を使っての中国企業による開発が無数に行われている。

2011年9月現在、アンゴラの首都ルアンダで際立って大きく立派な建物が2つある。ひとつはアンゴラの主要産業である石油の政府系の会社であるソナンゴールのビル。
そしてそのビルのすぐそばにあるのがCIF。

Cif


街で一番大きく立派なビル:CIFと聞くと、“ああ、金融系ね。“Centre of International Financial”なんて思い込んでしまったが、実は違う。
“Cina Investment Fund”なのだそうだ。

そして、街のあちらこちらで見られる建設中のビル。
ホテルから見渡せる街のビルを数えたら、既存の中高層ビルが20棟、現在建設中の中高層ビルも20棟。この2~3年でビルが2倍に増える計算だ。


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これらの多くが中国資本によって建設されており、建設会社は中国企業、建設作業員の多くも中国人である。

ちなみに人口2000万人のアンゴラに中国人は既に30万人いるとも言われている。
日本人はたった50人である。
恐るべし、中国の海外進出!!

失業率が未だ非常に高いアンゴラ。その首都に中国資本が入り、インフラ整備と経済成長を図る。そこまではいいのだが、作業員までが中国からの出稼ぎ労働者であり、アンゴラ人の雇用は増えず、また人材育成、技術力向上も望みにくい。
このような構図が、市民の間で問題視されつつあるようだ。

そして、品質はどうなのか?

ビルの建設現場を見てみると、鉄筋の数は少なく、また壁に使用するブロックもスカスカの穴あきのもの。It is China Way!! といった印象。 いくら地震も台風もない地域とは言え、これで大丈夫なのだろうか?

しかし、以前に建設開始され、何らかの理由で工事が中断して放置されているビルは、現在建設中の少なくとも現代の建設手法で行なっている中国資本ビルと比較して、素人の私が見ても明らかに粗末な作りに見える。


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Cihnese Quolityで、品質向上といったところなのだろうか?

ちなみに携帯電話は中国のZTE製を多く見かけるし、携帯基地局やPCモデムなどはファーウェイが多いようだった。

産油国であるアンゴラの原油の輸出先のトップは中国。全産出量の1/4を中国に輸出している。そしてアンゴラからの原油は中国の全原油輸入量の20%を占めるそうだ。
アンゴラに外貨をもたらす中国。そこに更に中国から投資を行い、それらのお金で大規模な開発を行う。その開発を担うは中国企業であり、中国人労働者であるという構図。
その是非はともかくとして、さすが中国といったところ。
日本人も、そのしたたかさを見習うべきだろう。

新設事務所で仕事をしている時、隣の敷地に建設中の小規模ビルの工事責任者らしき中国人から、きれいな英語で声をかけられた。 中国の大手企業の幹部や政府関係者であっても、流暢な英語を話す人は限られており、少し驚いた。
年齢は30代前半といったところだろうか。
彼は上海から来ているのだそうだ。大手の建設会社だという。おそらくはアメリカに留学した富裕層なのだろう。

そして、彼が乗っているクルマ。
なんとHAMMERである。ルアンダ市内で高級車はあまり見かけない。HAMMERを見かけたことはない。数少ないHAMMERである。
日本でも600万円位するであろうこのHAMMER。カローラクラスで200万円するアンゴラでは、軽く1000万円を超える値段だろう。
あ、そうか。HAMMERはGMが中国企業に売却することで合意していていたが、中国政府の認可がおりずに破断となったのだった。
生産は中国国内であったようだし、ある意味でHAMMERも中国系なのか・・

Hammer

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