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”情報通信テクノロジは人々を幸せにする”を信条に、IT業界やアジア・中国を見つめていきます。

アンゴラ滞在記 #4

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アンゴラの首都ルアンダの滞在記 No.4です。

<手に入らないもの>

ここアンゴラは世界一物価が高いと言われているだけではなく、いくらお金を出しても手に入らないものも多いです。

1)日本の食料品
 ローカルスーパー、巨大な郊外のスーパーマーケット、中心部の外国製品を多く扱う紀伊国屋/成城石井のようなスーパー。どこに行っても日本の食料品は皆無です。 まあ、日本人が50人以下の町ですから当然といえば当然ですけれど。
 生鮮は当然のことながら、お米、乾麺、缶詰、インスタント食品(カップ麺等)、お菓子、世界中どこにでもあると思っていたキッコーマン、全てありません。 血眼になって探しても無いと、余計に日本の味が恋しくなります。

2)麺
 どうも麺を食べる習慣がないようで、日本だけではなく、アジア、中国ではどこでもローカルフードとしてある麺が全くありません。 パスタだけは、探せばあります。

3)ワインオープナー
 物価が高いのですが、何故か酒類は安く、ワインは日本と同等か少し安い価格で大量にあります。特にポルトガルワインや南アフリカのワイン。 ローカルスーパーにもたくさんあり、またワイン販売専門店もあります。
 しかし、ワインオープナーが全く売っていません。 スーパーのワインコーナーにも、ワイン専門店にも売っていません。 雑貨屋にも、金物屋にも、ワイングラスをたくさん売っているような食器屋にもありません。 ソムリエナイフやバタフライ型ワインオープナーが無いだけではなく、日本ではどこでも売っている、または無料で配っていたりするT字型のワインオープナーも無い。
 諦めていたところ、大渋滞の車の間を歩く物売りの中に、栓抜きにワインオープナーがついたものを売っている人を発見。 どこにも売っていなかったワインオープナーが、こんなところで買えるとはビックリ。

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ホテルでもワインオープナーを貸してくれないので、アンゴラへ渡航、旅行される方は、ワインオープナーを持参することをお忘れなく!
(ワインオープナーを輸入販売したら、絶対売れますよ!!)

4)乾電池
 何故か乾電池も売っていません。電気屋にも、雑貨屋にも、おもちゃ屋にも、スーパーにも無い。 ホテルでも売っていない。 不思議です。 日本から持ってきたラジオ(受信機)の電池が切れてしまい、ラジオが聞けない状態となってしまいました。

5) PCソフト
 コンピュータ屋は何件かあるのですが、何故かPCソフトは全く売っていません。 あるのはプレステのソフトだけ。 ゲームソフトだけではなく、MS-OFFICEやAdobe、Windows(OS)も売っていません。 どうしてでしょうね。 中国のように路上で海賊版を売っているようなこともありません。 本当に全く見かけないのです。 不思議です。


<見かけた日本製品>

1) 自動車
 どうも韓国ヒュンダイの自動車が多いようで、次がトヨタといった雰囲気。
 日本車は、トヨタ、三菱、ダイハツ、スズキを多いようです。 ニッサンはあまり見かけません。ホンダは未だ見ていません。
 三菱は4x4の4人乗りピックアップトラックが多いです。(日本ではほとんど見かけない車種)
 スズキの4x4も人気があるようで、あちらこちらで見かけます。
 ヨーロッパ車はあまり見かけません。 お金持ちのいるエリアでは、メルセデス、BMW、ポルシェなどは、結構見かけますけれど。

2) 家電、AV機器など
 パナソニック、東芝のTVは数多くみかけます。
 アイロンもパナソニック。
 AV機器では、パナソニックが多く、ソニーはそれほど多くない印象。
 エアコンは、東芝、シャープが多いようです。 しかし全体シェアを室外機で数えてみるとLGが一番多そうです。
 カメラは、ソニー、ニコン、パナソニック、オリンパスが売っていました。

3) その他
 携帯は日本製品は全くなし。 Nokia、ZTE(中国)、Samsungが多いようです。やはりガラパゴスなんだなぁと実感。
 PCは東芝だけ見かけます。富士通やNEC、ソニーなどは無さそうです。

EXTRA31株式会社 成迫

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