電気自動車:EVは、中国の一人勝ちとなるのか?
前の記事で中国の『電動自転車』 (日本の電動アシスト自転車に対して、フル電動自転車と呼ばれている) について書いたが、環境問題:CO2削減で脚光を浴びている電気自動車:EVはどうなっていくのだろうか?
・昔、二輪車メーカーだったホンダが自動車に参入した際、世界の自動車メーカー各社は『ホンダには、よい四輪者は作れない』 と一蹴。 しかし、よいエンジンで四輪でも世界のトップブランドの仲間入り。
・14年前に創業した中国の大手バッテリーメーカー:BYDが電気自動車製造で躍進。 日産の技術責任者をうならせるほどの電気自動車を生産している。
・電気自動車の主要部品であるモーターやバッテリーに不可欠なレアアースの生産に関して、中国は世界の90%以上の生産を誇る。 また、最近は輸出規制を行っている。
・2009年上期の世界の自動車販売: 米国を抜き中国が新車販売台数610万台でトップに。
・中国のデトロイトを目座す中国華南の広州市は、2007年1月 オートバイ (バイク) を全面禁止した。 当時24万台あったオートバイは全て廃棄処分となった。 その時点でバイクを所有していた市民には何らかの保障がされた模様。
・スモール ハンドレッズ と呼ばれる無数の電気自動車メーカーが中国に誕生。 手作りのような電気自動車を見よう見真似で生産し、一部のメーカーは急速に技術力を向上させ、欧州市場に輸出を始めている。
このような状況を考えると、ひょっとしたら・・・
・中国政府は、国内の自動車についてガソリン車、ディーゼル者を全面禁止。
・電気自動車メーカーに対して、各種優遇措置を行い、育成。
するだけで、5~10年後には、中国は電気自動車大国となっている可能性は決して低くなさそうだ。