Evernote アプリケーションで PDF 内のテキストが検索できなくなってしまったときの解決方法
私は名刺をEvernoteで管理しています。
Evernote はサーバーで OCR してくれるので、名刺をPDFとして取り込むだけであとから検索できるので大変便利です。
OCRの精度もなかなかよくて、よほどデザインが凝っているようなものでは無い限り実用上問題はありません。
Evernote で検索ができなくなった・・・
本日取引先に電話をする必要がありEvernoteで検索をしたら、何もヒットしないことに気がつきました。
実際にはいくつかの名刺にはヒットするのですが、ほとんどすべての名刺が検索にヒットしません。
もしかしたら何らかの操作ミスでOCRされたデータを吹っ飛ばしてしまったのかもしれないと不安になり、
ウェブ版を使ってみました。
こちらは問題なくヒットしました。
これでとりあえずデータがおかしくなった訳ではないので一安心しました。
必要だった電話番号もここでわかりました。
しかしウェブ版のEvernoteは大変動作が遅くて常用するのはかなり厳しいです。
私のMacBook Proでも動作がカクカクします。
やはりアプリケーションで検索できないとありがたみが半減してしまいます。
バージョン6.0になってからの不具合かもしれないと考えましたが、既に古いバージョンがハードディスクに残っておらず試すこともできません。
サインアウト、サインインを行ってみましたが改善されませんでした。
意外とすんなり解決しました
さて、解決方法ですが、実は簡単でした。
アプリケーションのキャッシュがおかしなことになっていたようで、これを削除して再起動したところ解決しました。
Mac OS X の解説サイトでは、アプリケーションのキャッシュは ~/Library/Caches にあると説明されていることが多いですが、
AppStore でインストールされたアプリケーションは違い、
~/Library/Containers/ にアプリケーション個別のフォルダがあり、例えば Evernote であれば ~/Library/Containers/com.evernote.Evernote/Data/Library/Caches/ というフォルダがキャッシュ格納先です。
~/Library/Containers/
もしかするとキャッシュ以外の設定ファイルが壊れいている可能性も考慮し、Evernoteアプリケーションを終了後 ~/Library/Containers/com.evernote.Evernote をまるごと削除しました。
その後Evernoteアプリケーションを起動します。
当然環境がまっさらになっていますのでログインからやりなおします。
すると、きちんとヒットしなかった名刺がヒットするようになりました。
Evernote 名刺検索が使えないとかなり困るので簡単に解決してよかったです。