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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか?を読んで

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岩崎 聖侍 さんの「なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか?」という本を読みました。

今の時代、安くていいモノはあたりまえで、それよりしっかりとしたストーリーでお客の心に印象を残さないと売れないよ!という内容で、実例や漫画も交えてとてもわかりやすく書かれています。
ストーリーでお客の心を惹きつけることを説いているだけに、この本も一度読み始めるとどんどん惹きつけられていって一気に読めます。
詳しい内容は是非本書を読んでいただくとして、少し感じたことを書いてみたいと思います。

コンセプトの重要性、自社はそこからストーリーが展開できているか?
本書でも他のマーケティングの本同様、グーグルの「世界中の情報を整理し、アクセス可能にする」や吉野家の「早い、うまい、安い」などが紹介されています。

私の勤務先である日本シー・エー・ディー株式会社のコンセプトは「技術者が夢を実現できる会社」です。
創業者で現会長は工学博士で現役の技術者ですし、当オルタナブログでも活躍している社長も現役のプログラマです。

さて、このコンセプトは果たしてお客に伝わるようなものなのでしょうか?
本書の例に出たコンセプトは、お客にとってのメリットが一発でわかるようなものとなっていますが、私の勤務先のものは一見しただけでは、ベクトルが内向きになっていてお客の立場からはなんだかよく分からない感じです。
実はきちんと説明すると、技術者が夢を実現できる会社では、そもそも開発行為自体を皆が楽しんで行うため、結果としてすばらしいシステムを提供できる。という想いが込められています。
実際にお客さんと会ってこのような話をすると、納得してもらってその後良好な関係を作ることができています。

現在のウェブサイトには、コンセプトは代表挨拶に書いてありますが、ここまで掘り下げて書かれているところはありません。
本書をきっかけに、もう少しストーリーを語るような場面があってもいいのかな?と思ったのでした。


https://www.amazon.co.jp/dp/4813239889

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