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ITが無いと生きていけないのに、アナログな日々

身近でフェアトレード商品を探してみた

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スクリーンショット 2017-08-21 21.09.27.png先日、弊社スポンサーサイトMugendaiの取材で特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(FLJ)事務局長の中島佳織 様にお話を伺ってきました。フェアトレードという言葉は、知っていたけれど、フェアなトレードとは一体どういうものなのか詳しくお聞きすることができ、より理解が深まりました。詳細は、ぜひMugendaiの記事「甘いチョコレートの苦い現実。フェアトレードが変える児童労働と不公平貿易」をご覧いただけましたら幸いです。フェアトレードを簡単にまとめてみます。

課題は、流通の末端にいる生産者である農家が満足に暮らせるだけの対価が得られないということにあります。そのため、本来なら学校で教育を受けるべきはずの子供たちが過酷で危険な労働に従事させられています。農家の立場が弱いために生産物を仲介業者の言い値で買い取られてしまうため、労働に見合った賃金が得られていないのです。 もう一つ、その生産物の多くが投機対象になっているため市場の相場に左右されてしまうことです。

こうした状況を打破するために、Fairtrade Internationalが定める国際フェアトレード基準が策定されました。 農家は、まず組合を作り取り扱う生産物のボリュームを大きくし、仲介業者との交渉をより良いものにします。また、相場の乱高下に影響されない最低取引価格を設定します。さらに取引金額に上乗せする料金「プレミアム」を加えて、この予算を地域の発展のために利用します。例えば、学校や病院を建設するなどです。

この基準に則って取引を行った原材料をもとに作られた商品にフェアトレード認証ラベルを貼ることができます。フェアトレードとは適正な価格を決めて取引をするだけのものと漠然と思っていましたが、プレミアムという仕組みがあることを知りました。

IMG_3872.jpgのサムネイル画像というわけで自分の身近な場所でフェアトレード認証ラベルを探してみました。まずは、近所のスーパーマーケット。これがなかなか見つかりません。輸入製品を扱う別のお店に行ってみたところ、コーヒー豆やチョコレート商品にいくつか見つけることができました。見つかるとちょっと嬉しくなりました。ブルーベリーのチョコレートを購入。

なかなかないものだなあと思っていたら、「アイスといっしょにフェアトレードコーヒーはいかが?」のポスターが目に飛び込んできました。これは、ぜひ飲まなくてはとそのポスターの貼ってあるお店に。ベン&ジェリーズ、名前もよく知っていますし、カップのアイスはお店で買ったことはありましたが、イートインのお店は初めてでした。フェアトレードコーヒーを目当てにお店に近寄ったところ、店員さんが「試食できますよ」とアイスクリームを丁寧に勧めてくれたので、いくつかいただいてみたら、とっても美味しかったのでアイスクリームとコーヒーを注文しました。

IMG_3851.jpgのサムネイル画像IMG_3853.jpgのサムネイル画像
ちゃんとフェアトレード認証ラベルがあります。

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どことなくすがすがしい気分。フェアトレード認証ラベルがあるかが、お店や商品を選ぶ際の基準の一つになりました。

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