今だからあえてFAX?人と違う部分に目を向ける勇気
会社のFAXとコピー複合機のところに積まれているFAX DM。一体効果はあるんだろうか?今はネットだよね、フェイスブックで何かやると見てもらえるんだよね。そんな状況かもしれませんが、あえて取り上げたいと思います。
実は2007年にFAX DMの話を書きました。それがこれ。
「FAX DMって効果があったのですね」
展示会で配布されていたグッズでFAX DMで決定した会社が複数あったという話です。
次にFAX DMについて触れたのが2011年です。
「宣伝・営業は「知らないクラスタ」に行う鉄則?」
なんでも「フェイスブックページ作成します」というDMがファクスで来るという話でした。そうですよね。すでにフェイスブックを活用してる企業には興味のない話で、その分野を知らない人でファクスを情報源にしている人には刺さる内容ですもんね。スマホ導入支援企業のFAX DMなんかも送られているようです。
メルマガもある意味「終わった」という人もいれば「能動的でない人の手元にも届く有効な手段」と捉えている人もいます。要はその手段で「見込み客に届くか否か」が重要なのですよね。
そんな中、興味深いサービス見つけました。
「宴会faxどっとこむ」です。エンタープライズIT業界で知っている方がやっているので、ふと目に留まりました(小幡さん、今度機会があればお話聞かせてください)。
何でも、法人向け宴会プランをFAX DMで送って集客をしてくれるのだそうです。類似サービスはすでにいくつかあるようですが、以下、私がおもしろいなと感じた点です
■FAX受け手側
- FAX DMが廃れて来た事で、ライバルは減り、埋もれづらい。受け手側もそれほど迷惑に感じない(ブルーオーシャン化している?)
- メールと違って開封されなくても読まれる(開封という行為がない)
- 宴会を仕切る人、偉い人でなくFAXを拾いにくるアシスタントの人等の手に渡りやすい(社長様とかいうFAX DMは効果が薄いけど、一般社員に見てもらえば良いため効果が出る)
■サービスを依頼する飲食店側
- 飲食店側はグルメサイトやクーポンサイトで、広告に「数万円を払う」ことに慣れて来ているため、お願いする事に違和感がない(価格帯があっている)
- ITの業界では独自ドメインは当たり前と言われるが、多分飲食業界の人に馴染みのあるであろうアメブロを使っている(経費節約?)
今、大企業も中小企業も、ノマドの個人も、facebook等のソーシャルメディア関連ビジネスに目を向けているように思います。弊社でも広報やの一環として、Twitter公式アカウントやfacebookページに関するアドバイスを求められることが増えているのは事実です。
でも、皆があまり注目しない部分にも敢えて目を向けるというのはありですよね。特にスモール、ミドルサイズのビジネスであれば尚更。
いろんなことを考えさせられました。
余談ですが、昨日のブログとも関連しますが、公開情報からいろいろ考えることって、すごくビジネスに役立つし、頭の体操にもなると思うのでおススメです。