企業にとっての商標の普通名称化のリスクの問題については以前のエントリーで触れました。商標が普及するのは良いのですが、あるレベルを越えるともうその商品の一般的呼び名となってしまい商標の機能(商品出所表示機能、自他商品識別機能)を失ってしまうというリスクです(例としてはサンヨーが所有する「デジカメ」の商標などがあります)。
同じようなことがgoogleという言葉でも起きており、Google社が対策に乗り出しているというニュースがありました。googleをサーチするという動詞として使う形態("google someone"のように)が問題視されているようです(日本語で言えば「ググる」に相当するでしょう)。
一般的な商標管理の戦略としては普通名称化を防ぐのは当然なんですが、この場合はどうなんでしょうか?「ググる」というのはgoogleでサーチするという意味であって、一般にサーチ・エンジンでネット検索するという意味ではないですよね?ということで、googleという商標の出所表示機能は損なわれていないと思うのですが。
案の定、ブログ・コミュニティではGoogle社に対する反発が広まっているようです。商標に限った話ではないですが、従来からある当たり前の知財管理戦略を、シェアーすることが基本のネットの世界で適用してカルチャー的な衝突を招くケースが今後も増えてくるのではと思います。
Special
- PR -| あびる | 2006/08/17 13:53 |
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「ホッチキス」なんかも一般名詞化した例なんですかねー。 | |
| jo | 2006/08/17 22:32 |
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日本の場合、平気で「Yahooでググる」とか言ってる人達がかなりいるので、すでにgoogleという商標の出所表示機能はかなり損なわれているのが実情だと思います。欧米の場合も似たような状況なのかどうかは謎です。 | |
| 長谷川一成 | 2006/08/17 22:45 |
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上の人と同じことを言いますが,「Yahooでググる」って表現が普通にあるので,Googleの憂慮と牽制も理解できます。 | |
| mitsui | 2006/08/18 02:06 |
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検索する、という普遍的な意味でアメリカの辞書にまで載ったから問題になってきたのです。 | |
| 栗原潔 | 2006/08/18 09:10 |
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日本はサーチエンジンとしてのYahoo!のシェアが大きいのでそうなのかもしれません。 | |
| 我輩は猫であるらしい | 2006/08/18 17:10 |
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7月7日のYahoo!ニュースでウェブスター英語辞典に載ったと報じられています。CNETの記事の翻訳のようです。 | |
| 長谷川一成 | 2006/08/18 20:10 |
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http://slashdot.jp/comments.pl?sid=323643&cid=974738 Yahooを例に出したのはそれが変な語感であるから挙げただけで,深い意味はありません。シェアの話ならば,「Googleでヤフる」じゃないとおかしいです(笑) | |
| 栗原潔 | 2006/08/18 21:52 |
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↑このWebsterの件は、googleが「Googleで検索する」という動詞として辞書に載ったという話ですよね。そうではなくて、mitsuiさんのコメントにある | |
| 我輩は猫であるらしい | 2006/08/19 00:28 |
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確かにウェブスターは普遍的な意味ではないようです。mitsuiさんの話はOXFORD AMERICAN DICTIONARIESのことでしょうか。 | |
| 多聞 | 2006/08/19 01:42 |
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Oxford English Dictionaryに関するエントリー >検索する、という普遍的な意味でアメリカの辞書にまで載った | |
| 長谷川一成 | 2006/08/19 07:22 |
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私も,「検索する、という普遍的な意味でアメリカの辞書にまで載った」というのはmitsuiさんの勘違いではないかと思います。そのように使われることはあるみたいですが。 | |
| 長谷川一成 | 2006/08/19 07:28 |
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私は辞書の件についてはノータッチですが,「「ググる」というのはgoogleでサーチするという意味であって、一般にサーチ・エンジンでネット検索するという意味ではないですよね?」というのがまさに崩れてきているからGoogleが悩んでいるんだと思います。 | |
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