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パソコン自分史(9) 成蹊大学で表計算ソフトを教える

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成蹊大学の高橋三雄先生が、南カリフォルニア大学で研究活動に入るということで、先生が持っていた「情報管理」の講座を私が担当することになった。週一回90分授業4単位だった。始めはパソコンがなくて講義だけだったが、2,3年してからパソコンが入った。それからの授業は表計算ソフトを使った作品作りだ。前期に一本後期に一本提出させる。教えることはブラインドタッチと基本的な操作のみ、あとはどんな作品を作りたいのかによって、覚えなければならないことが出てくるので、個々に教えた。ヨット部の学生は、200万円の予算の中で、安全にかかわるマストや帆はちゃんとしたものを買って、アクセサリーなどをいろいろ工夫することで予算内に収める過程をレポートにまとめた。映画の撮影所でアルバイトをしていた学生は、機材や人にかかる費用を計算し、予算内に収まるかどうかをレポートした。自分の身近な問題を表計算ソフトを使ってシミュレーションすることで、パソコンの便利さに目覚めてもらった。

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