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萬年筆研究会でもう一つ生まれ年製造万年筆入手

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オタクネタの連続です。

昨日は萬年筆研究会WAGNERの定例会が御徒町であったので参加してきました。3回目の参加です。

前回参加の大宮会場はとても混んでいたのですが、今回はとても空いていて、会場も広く、ゆったり楽しめました。

今回はペンクリニックしてもらう予定もなく(自分でだいぶいじれるようになってきたこともあり)、皆さんと楽しいおしゃべり。

生まれ年製造のパイロット・ショートを、収集家の方の所に教えていただいたお礼かたがた見せにいったところ、「1966年ならキャップレスもあるね、きっとあそこに・・・」

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前回の大宮会場で息子の誕生日プレゼントようの万円筆を選んでもらった方のところに行って聞いてみると、早速ニブを次々確認してくれて、「お、これは66年。これもだ。待っていたかのように66年が揃っているね。8月に一番近いのは、この9月製造のだね。これは手に入れておかないと!」と、すぐに見つかり・・・

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1966年9月製造のパイロット・キャップレスを入手。「コンバアター」も現行のは使えないのであわせて購入し、空のインクカートリッジも二ついただきました。キャップレスの歴史などもたっぷり教えてもらいました。

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会場で撮影した写真なので解像度がイマイチ(拡大しすぎ)ですが、「H966」と刻印されています。1966年9月に平塚工場で作られたニブです。なお、軸の刻印が実は軸の製造年月を表しているそうで、「GI27」とあるので、1966年9月27日だと思います。このへんは今度もっと詳しく教わることにします。

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めでたく生まれ年製造の万年筆が2本揃いました。ショートの方は軸には「HM24」とあり、Mが良くわからないのですが、おそらく1967年1月24日ではないかと思います。ニブは1966年12月ですが、軸とは2ヶ月くらいまでずれていることもあるのだそうで。

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その後はあちこちの固まりで万年筆談義に花を咲かせていたのですが、大宮大会で手作りペンケースを購入した際におまけにもらったジャンク品の「KILOT」はかなりの人気で盛り上がりました。硬め細字好きの方には書き心地も高評価でした。で、キャップレスを譲っていただいた方のところに行くと、「これの真似だね」と金ぴかのペンを見せてくれたので、並べて記念撮影。

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ニブの形も似てますねぇ。

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ペン芯もよく似てます。本当はKILOTをいただいた方に見てもらおうと思っていたのですが、今回はいらっしゃいませんでした。残念。

なお、この金ぴかの万年筆は金張りや金メッキではなく、「金無垢」です!値段は「時価」だそうで。。金無垢の割に、薄く作ってありそんなに重たいわけではないのですが、皆さん手にとって重さを確かめたりしてました。

あまり帰宅が遅くなるとまずいので、盛り上がっている中、途中で失礼し、PILOT用のコンバーターやインクカートリッジを買って帰宅しました。

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さて、当時のキャップレスは下の小さなインクカートリッジか、青い方のコンバアターを使い、上にある現行のコンバーター、カートリッジは使えません。

コンバアターは青い部分が弱いそうで、とりあえず、分けていただいた使用済みカートリッジにインクを注入して使うことにします。

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入れるのはお気に入りのルビナートの香り付きインク。特にブラックの白檀の香りが好きなのですが、どこも品切れで小さいビンだけやっと手に入れたのですが、先日違うブランドで同じようなものを見つけたので注文してみたら、真ん中のものですが、どう見ても同じですね。

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キャップの刻印も同じで、香りも同じなので、心置きなくブラックを使うことにします!

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テルモのシリンジでインクカートリッジに注入し、スペーサーと一緒に装着します。本当は予備インクカートリッジと入れるのですが、使用済みカートリッジは封印できないので予備も入れるのは無理ですね。

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キャップレスは細字でインクの出も渋いので、淡いルビナートのブラックだと渋い雰囲気で書けます。

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2000円と書かれた当時のシールはどうしますかねぇ・・・剥がすのももったいない気もしますし。。

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