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プログラミングでメシが食えるか!?

たまには一日中プログラミング

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今日は某社との共同開発のプログラムを大改造していました。プロトタイプレベルで目処をつけ、数回の打ち合わせで、Go!が決まったので、製品レベルに仕上げていく作業を始め、毎日少しずつ作り込みをしていましたが、そろそろ根本的なところにメスを入れようということで、今日は朝から晩まで集中してプログラミングをしていました。

おかげで、この先行き詰まりそうな構成の部分を綺麗にできたので、後はまた、どんどん機能を作り込んでいけば良いというところまで目処がつきました。

一度ある程度動くようになったプログラムの構成を変えるのは、かなり勇気が要る作業で、せっかく動くようになったプログラムを、部分的に一度崩してまた構成し直すのは、精神的にも大変なのです。

データ構造を変更する際には、思い切って構造体などのメンバー変数名を変えると、コンパイラのエラーによって確認箇所をもれなく把握することができる、など、技術的なテクニックもいろいろとあるのですが、最終的には頭の中で、データと処理を整理し直しながらソースを修正していくことになります。

こんな作業をしていると、頭のCPUやRAMに相当する部分がフル稼働している状態になるため・・・他の仕事に頭が回らなくなります。一番被害を受けるのは、私に相談したいと思っているメンバー達で、書類に目を通して印鑑を押すくらいならともかく、相談事などは、区切りがつくまで割り込ませたくないというオーラを感じて、メンバー達の方から、

メンバー:「何時くらいに区切りがつきますか?」
私:「17時くらいかな・・・」

17時を軽く過ぎて

メンバー:「15分後くらいで大丈夫ですか?」
私:「うーん・・・」
メンバー:「では、区切りがついたら声をかけてください。。」

という感じに、どんどん相談を先延ばししてしまったりします。彼らもプログラミングに熱中しているときに割り込まれたくないというのは良くわかっているので気を使ってくれているのですが、本当は私がこんな状態になるのは良くないのですよねぇ・・・。まあ、私の場合、丸一日会社にいて作業できるというのは、1週間でもほとんどないので、たまにはと大目に見てくれているのでしょうけれど。

製品開発販売も特注品開発も、ここにきてとてもお問い合わせが多く、メンバーも皆大忙しで頑張ってくれています。そんなときに気をつけなければならないのは、ついつい目の前の仕事を片づけることだけに集中してしまいがちになることで、忙しさが終わってみれば、何も次のことが決まっていない、という恐ろしい状態になってしまうものです。まあ、本当に寝る暇もなく忙しいメンバーもいますので、「先のことも考えろ!」とは言えず、そうなると先に向けた準備などはある程度自分の仕事をコントロールできるリーダー達、あるいは私が進めるしかないのです。しかも、そんなときに限って、先に向けたお声がけもどんどん来るもので、うれしい悲鳴状態になっている感じです。

下請け仕事中心から、提案型の仕事への移行はかなり進み、この数年間は私もメンバー達も苦しい状態が続きましたが、ようやく明るい未来が開けてきた感じです。明るくても暗くても忙しいことには変わりはないのですが、どうせ忙しいなら明るい未来に向けた忙しさが良いですね。声をかけてくださる皆様を裏切らぬよう、しっかりやらねばなりません。

ということで、別に機嫌が悪いわけではないのですが、頭をフル回転させているときは冷たい対応になることが多いけど、勘弁してね。>メンバー

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