オルタナティブ・ブログ > プログラマー社長のブログ >

プログラミングでメシが食えるか!?

求人面接をして、あらためて考えたこと

»

今日は大学院の学生さんの求人面接(会社説明会?)を行いました。実は今年は新卒採用を公募しておらず、ホームページの求人情報ページからのエントリーもできないようになっているのですが、「今年は新卒採用しないのか?」とメールをいただき、「我こそはと思う人なら募集しますよ」と、来社してもらいました(ついでにホームページにもそのように書いておきました)。

お会いして話をしてみると、コンピューターが大好きという感じがいたるところから感じられました。当社を知ったきっかけは、私の著書だそうで、

この本(たぶん)を以前から読んでいて、就職を考えるときに、そういえば、と、当社ホームページやこのブログを読んで、応募してくれたようです。

私のブログを読んで予習してきてくれたのか、ちゃんとノートPCを持参してきてくれ、「今作っているものを見てください」と、見せてくれました。MacBookにLinuxをインストールして使っているというのはなかなかのマニアぶりで、エディターはEmacs!(私はvi派ですが)なかなかいい感じです!?

久しぶりに、ちゃんと自分をアピールしてくれる学生さんとお話しできた感じでとてもうれしいのですが、当社の採用基準は非常に厳しいので、この先の難関をがんばって乗り越えてくれるかどうか、楽しみなところです。

採用を厳しくしている背景には、甘くして結局一人前に慣れなかった場合に、会社も相手も不幸だからです。技術系の中小企業は、一人一人の人間力が仕事に直結します。入社早々から社会の厳しさもどんどん乗り越えなければなりませんし、乗り越えた先輩たちと一緒に仕事ができなければなりません。様々な試練を乗り越えるときに支えになるのが、「好き」「やりたいことがある」という気持ちであり、さらに、「ここだけは自信がある」という、心の支えなのです。もちろん、応募してきた時点の技術レベルは、プロのレベルとは比べられるものではないのですが、それでも「好き」「自信がある」という気持ちが持てているかどうかは、とても大事なのです。その気持ちを見るために、面接での厳しい突っ込みや、レポート課題での難題を課しているということなのです。

昨年入社のメンバーは、すでに一人でお客さんへの提案もできますし、開発も得意分野で専門家をうならせるほどの腕を発揮しています。今年入社のメンバーも、技術のみならず、電話やメールでの問い合わせ対応など、慣れないと精神的に負担がかかるような仕事も積極的にこなし、もちろん技術面も活き活きと取り組んでくれています。

「好きこそものの上手なれ」

私自身もプログラマー社長として、プログラミングも好きで盛り上がってやっていますので、この年になってもまだまだ腕やノウハウの向上は感じています(自己満足?)!

Comment(0)