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プログラミングでメシが食えるか!?

提案するのはコストダウンではなくビジネスモデル

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今日はLinuxBusinessInitiative(LBI)会長の、株式会社北斗システムジャパンの小堀社長と飲みに行きました。小堀さんは当社メンバーがLBI懇親会などでお話しさせていただいて、すぐに皆がファンになってしまうほどの人格者なのですが、MBAもお持ちでビジネスセンスもすばらしい方です。

たまにはLBIの会長・副会長(私です。。)で飲みながらざっくばらんに話をしようかとお誘いいただき、4時間ほど楽しいひとときをすごしました。LBIの今後のことや、IT業界のこと、ソフト開発のことなどとてもためになるお話しや、興味深い話題ばかりで、あっという間に時間が過ぎたのですが、その中で小堀さんがおっしゃっていた、お客さんに何を提供するのか、という部分ですばらしい言葉に心を打たれたのでご紹介しましょう。

お客さんにコストダウンを提案しても駄目だ、それより、お客さんとってメリットがあるビジネスモデルを提案しなければ、ということです。ちょっと実際の言葉は違っていたかも知れませんが。。どれだけコストを下げることができても、お客さんのビジネスが成功しなければ意味がありません。その成功をシステム面からサポートするのが、我々ソフト開発の仕事です。値段を下げれば良いってもんじゃありません。

日頃からそう思って仕事をしてきているつもりでしたが、明確にそのように言われて、「そうだ、それなんだ」とすっきりしました。指示通りに開発をできてあたりまえ、それより少しでもコストダウンできて少しプラス、でも本当はお客さんのビジネスがより成功できて本当の成功です。それを提案できないようでは、開発する価値がアピールできないのです。

他にも、小堀さんのビジネスがうらやましいのは、良いお客さんがたくさんいらっしゃることです。たくさんのエンドユーザさんと直接つながっているのがポイントです。私の会社では受託開発はSIerさん経由の仕事がほとんどですので、やっぱり調節エンドユーザさんと接しているのに比べてつながりが弱いのです。もちろん、SIerさん自身がエンドユーザの場合もありますが。

他にお話ししていてうれしかったこととして、「小俣さんのところには良いメンバーが揃ってますよねー」というお言葉です。若い頃は「小俣さんはすごいよね」と言われるとうれしかったのですが、今はそれよりはるかにうれしい言葉です。それぞれのメンバーがきちんと自分をアピールできているのは、トップ一人だけすごいと言われるよりはるかにすばらしいことです。

そんな人格者の小堀さんを是非オルタナにお誘いしようと企んでいますが、LBIもますます楽しい場として、盛り上げていきたいと思っています。

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