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プログラミングでメシが食えるか!?

「考えてます」は考えてない!

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ミーティングで「あの件はどう?」と聞いたときに、「考えてます」と返答が来た場合、それは何もしていない可能性が高いものです。例えば、
「業績が悪いけど、何か具体的に行動しているの?」
「メンバーとどうすればいいか相談して考えているところです。」
こんな答えが来たら、大抵何もしていないのです。

要するに、課題を与えて1週間後のミーティングで「考えてます」というのは、基本的にあり得ないのです。1週間も考え続けて何も出てこないはずはないのです。本当に考えているのであれば、こういう案が出てきていてどうするかさらに検討している、という感じに報告するでしょう。さらに言えば、そんなに何週間も考えていても意味がないことが多く、実際にやってみなければ、考えが正しいかどうかも分からないのです。多くの場合、1時間も考えたり相談したりすれば、手持ちの案は出尽くしてしまい、あとは時間の無駄になるだけです。行動してみないと答えもさらに先の案も出てこないのです。

「中長期的にどうしたいと考えているのか?」という場合でも、「どうするのが良いか考えてます」というのはあてになりません。考えても分からないことがほとんどです。「とりあえず、この案とこの案を試してみています」というくらいでないと望みはありません。

都合が悪いことを言われた場合「検討します」と返答して、何もしないのと同じことです。リーダーとしては「考えてます」という返答が来たら、「今すぐ案をまとめて、行動してみろ!」と言わねばなりません。すぐに何らかの行動をしない場合、やる気がないことがほとんどなのです。

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