「コラム力」という物差し
»
先日、あるビジネス系のメディアから週刊コラムの執筆をしないかというありがたいお誘いを受けて……お断りしてしまいました。
週一のコラムというのは、基本的に時事問題を扱うことになります。毎回その週のニュースに律儀に反応する必要はないにしても、時流というものはやはりあります。僕には僕なりに書きたいテーマがあったのですが、週一で書き続けるまでの自信が無く、せっかくいただいたチャンスに今回は応えられませんでした。
今日そのことを反芻していて、ハッとしました。
おおざっぱに「週一でコラムが書ける=専門性がある」と言ってよいのではないかと。
ここでいう専門性には二段階あります。
- 読者の評価は関係なく、自分なりに満足できるレベルで毎週コラムが書けること。例えば、ブログで「毎週日曜はコラムの日」と決めて、1000~3000字程度のコラムを欠かさず書く。実読者がいようがいまいが、読者を想定して書きます。僕はこれを週記と呼んで5年半ほど実践しています。先週でちょうど2の8乗本になりました。日々の学びを自分のフィルターを通してアウトプットするとても良いトレーニングになります。また自分が本当に言いたいことも整理されてきます。
- それが他人から評価してもらえること。ここから先はその人の定義によります。たくさんブックマークされることを目標とするか、読者は少なくても仲間内では一目置かれるようになりたいとか、書籍化のお誘いが来るとか、いろいろあると思います。
コラム力のある方の例を挙げるとすれば、オルタナティブ・ブログにも書かれている辻さんの個人ブログにある「週末コラム」です。いい文章だなあと思って読んでいたら、ちゃんと本(→)になりました。
SpecialPR