喝采を浴びるスピーチのための11か条
「スタンディング・オベーションを勝ち取るには」というエントリを見つけて熟読。
3日連続で講義をする、その前日にこんなエントリに出会うとは、もしかしたら、ツイてる?
- 語るべき、面白い話題を見つけよう。
(Have something interesting to say) - セールスは御法度。
(Cut the sales pitch) - まず楽しませること。それから情報提供。
(Focus on entertaining) - 聴衆をよく知ろう。
(Understand the audience) - 聴衆よりもきちんとした服装をしよう。
(Overdress) - 競合の中傷も御法度。
(Don't denigrate the competition) - 物語を話そう。
(Tell stories) - 講演の前に、聴衆と話をしよう。
(Pre-circulate with the audience) - イベントでは、なるべく先に話そう。
(Speak at the start of an event)
※イベントなどで講演する場合、早い時間帯が望ましいということ - 小さな部屋を選ぼう。
(Ask for a small room) - 練習せよ!
(Practice and speak all the time)
"How to Get a Standing Ovation" - Let the Good Times Roll by Guy Kawasaki
各項目には解説が付いているので、興味のある向きはぜひ原文を。
僕がとりわけハッとしたのは、5の"Overdress"。
To underdress is communicate the following message: “I'm smarter/richer/more powerful than you. I can insult you and not take you serious, and there's nothing you can do about it.” This is hardly the way to get an audience to like you.
(聴衆よりも)ラフな格好で話すということは、聞き手にこんなメッセージを送っているのと同じことだ:
「私は、あなたよりも賢い/リッチだ/力がある。私はあなたを何とも思っていないし、あなたが私に力を及ぼせるとも思っていない」
これでは、聴衆に好かれようと思っても無理な話だ。
要するに、聞き手に敬意を払うということですね。服装だけでなく、カジュアルな仕草(ポケットに手を入れて話すなど)も、聴衆のPermissionを得なければ(※)、話者はフランクな雰囲気を演出しようと思ってやったとしても、逆効果でしょう。
じっくり読んでいると、昔のあれこれが思い出されて赤面してしまいます。
今週はしっかり聴いてもらえるように、"Practice and speak all the time"!
※パーミッションを得るといっても、何も「ポケットに手を突っ込んで話してもいいですか」と聞くという意味ではありません。上記のリストでいう4や8をしっかりやって、場の雰囲気を読むということです。