白船社長のアートコンセルジュブログ:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS)

白船社長のアートコンセルジュブログ

ビジネスをアートする?!社会をアートする!?コミュニケーションアートから見た時代の新潮流

 

美しいものには神が宿る。と思う。大自然の美しさはもちろんだけど、人間が関与する場合は、美への憧れ、鍛錬された技術、人への思いやり、人としての謙虚さ、未知への情熱などがあって、はじめて美しいものが生まれるのではないかなと思う。これが美しくて、これは美しくないという基準は難しいけれど、何か宿っていると感じるほどの美しいものに出逢った時、そんな美しいものに囲まれて生きていきたいと素直に感じます。 
普段からKuni Art に囲まれて仕事をしていることは、十分贅沢なことなのだけど、週末にいくつか美しいものに出逢って、改めてもっと欲深くなってもいいんだと思いました。
六義園の池の手前からの景色は、見ているだけで体が軽くなるほどだったし、昨日最終日だった那須さんのアートジュエリー展で見せていただいたジュエリーも素晴らしかった。

スピードと消費の時代を越えて、次の時代を創り出そうとしている私たちにとって、美しいもの美しいと感じる心と、美を創り出す人々が大切な鍵のような気がしています。

きみ

Dsc_0102

 

中村正義展@練馬区立美術館に行ってきました。「私は私を破壊することに成功した。・・・意識的に計画的に試みて私なりの成果を収めたことに狂喜している。」という彼の言葉は、あえて嫌いな色を使って描いたという原色の作品群を生み出したことによる自身の変化のこと。

日本画の異端者として画壇から排除されながらも、表現し続けたパワー、そして探していたものはいったいなんだったのだろうか。プリミティブでポップな作品とは別に、時折見せる葛藤の自画像、死を意識した時に描いた仏画・・・全体を見ているうちに「描くとはいったいなんなのだ!教えてくれ!」そう訴えかけられた気がしました。

そこまで人間を突き動かす「描く」とはいったいなんなの か?改めてアーティストのマネジメントも、EGAKU Workshopの参加者の変化もしっかり見守ろうと思った展覧会でした。

きみ

夢のノート 2012/02/21 社会

418810_396415770384988_100000497042

 

以前から気になっていた、ガーナ出身のデイビットさんの活動イベントに参加してきました。デイビットさんの熱い想いと心温まるオリジナル曲のライブ。とても楽しかったし、共感できました。

参加費の一部がガーナの子ども達にノートを届ける「Dream Notebook」プロジェクトに。

ノートにはメッセージや絵を描いて、子どもたちと交流します。

くにさんが描いたノートは誰に届くのかな?

きみ

P1300445 今月IOCAでコラボレーションさせていただく、NPO法人そらべあ基金さんとソニー損保さんのCSR部の取り組みが、日経流通新聞の一面にありました。

会社としては単純な寄付ではなく、契約者が走らなかった分だけ寄付金に換算することで、環境保全への貢献ができる仕組みになっているとのこと。そらべあ基金さんはその寄付で、全国の幼稚園や保育園に太陽光発電パネルを寄贈、結果として環境教育の充実と温暖化排出量の抑制の効果を見込んでいるのだそうです。
他にも、トヨタの自然保護やブックオフの途上国に図書館などの記事が出ていました。
社会貢献について、さまざまなステイクホルダーが、想いを持って関わると、お互いが豊かになる循環を創り出せるのですね。

今回、私たちがご一緒させていただくのは、東北応援プロジェクトとして小学生向け環境教育の中でのEGAKU Workshopの実施。エネルギーを頭で理解し、心で感じる、そして思い出として作品が残る!そんな楽しいプログラムになるようにお手伝いができればと思ってます!

きみ

Photo シンガポール政府は「文化・芸術は国の経済発展に不可欠」ということで、6億円投資して芸術村を開発中だとか。「生活の質を高め、優れた人材を引き付けるために必要」との判断。芸術は今も昔も国策なんですね。

ただ、本来求められているのは、プロパガンダのための芸術でもなければ、流行商品としての芸術でもはないので提供する側の質が求められるところ。

不確実な時代だからこそ、未来への希望を喚起してくれる芸術が増えて欲しいものです。

きみ

Dscn3469 佐藤学さんが出演されると知ってNHKの「輝け二十八の瞳~学び合い支えあう教室」を観ました。子どもたちの変化に感動しました。今までの教える・教えられる関係からの転換は、子どもも先生も親も戸惑うと思うけど、すでに社会はそっちに向かっている。

ある意味ではとても厳しい世界だし、先生の観察力と判断力と思考力が必要だけど、とても豊かな人生の入り口になる。
『「わからない」と言える関係、「わからない」と言える豊かさ、「わからない」が未来を切り開く~学び合い支え合う、学びの形』。欧州からはじまり世界で広まっているとは言うけど、もっと日本でも(アジアでも)当たり前になるといいな。
そして正解不正解はないこと、答えを創りだしていいこと、多様性を認め合うことを体験できるEGAKU Workshopもその一端を担える気がしました。今月は東北応援企画でふくしまの小学校で実施します。きっとたくさんの笑顔に会えるはず。

きみ

384957_361676103858955_1000004970_2  「美しいものが人間を変える・・・」「芸術は架け橋です。より大きな世界、さらに幅の広い経験ができる世界への架け橋なのです。・・・そして生きがいのある生き方とはどんなものなのか、おぼろげではありますが、わかりはじめるのです。」
ビルさん、まさにそうなんですよね!帯に書いてある言葉だけで、ジーンときてしまった。
「魂の教育エル・システマ」のDVDも表紙を見ただけで、いつも胸がいっぱいになってしまうのだけど、ビルさんの書籍にも同じ反応をしてしまいました。
教育の現場の方々にも、企業で結果を求めている方々にも、Communication Artの効果について説明する時には、繊細な気持ちと愛情を持ってお話するようにしているのだけど、ビルさんの言葉は、心に響く力があります。

時代と国、置かれている環境は違えども、同じ感覚を共有できる人に出逢えたことにとても勇気をもらいますし、自分がまだ渦中にいるから、当たり前すぎてうまく表現できなかったり、確信が持てない感覚を代弁してくれているみたいです。

昨年ビルさんに直接お会いして、私たちの活動を伝えることができたことも、不思議な気がしますアートの持つ社会的役割とその可能性、そして心豊かに生きるということを、わかりやすく表現してくれている、私のバイブルです。「あなたには夢がある」英治出版

きみ

425298_378334728859759_1000004970_3 年明け早々に行きました、ベン・シャーン展@神奈川県立近代美術館葉山。世界恐慌以降のアメリカをまっすぐ見据えながら、アーティストとして成熟していくプロセスが作品を通して感じられとても共感できました。
社会的事件をテーマにして社会派の画家として知られていた彼が、徐々に人間のささやかな営みや繊細な心のひだに焦点をあて、なおかつさまざまなメディアに表現の場を広げていく様は、芸術家が辿り着いて欲しい(と私が思う)、精神の自由を感じました。
もっと早くレビューを書けばよかったのですが、この日曜日に展覧会は終わってしまいました・・・^^;
どちらにしても、神奈川県立近代美術館葉山は、気持ちのいいおすすめ美術館です。
次チェックしているのが、2月10日からの「ジャクソン・ポロック展」@東京国立近代美術館。すごく混みそうだけどね。

きみ

000000777549

内閣府が主催する青年国際交流事業の一つ、「世界青年の船」でEGAKU Workshopを行いました。

「世界青年の船」とは日本を含む30カ国の青年達が、船内で共同生活をしながらお互いの親交を深め、様々なテーマに沿って学び合うというもので、40年以上も続けられている事業です。
 
今回私たちが担当させていただいたのは、全7コースの内「リーダーシップ育成コース」。参加者は、バーレーン王国、ブラジル、カナダ、エジプト、アラブ共和国、インド、ニュージーランド、ペルー共和国、ロシア、スペイン、スリランカ、トルコ、ベネズエラ・ボリビア共和国および日本の13カ国の若手リーダー(17歳~30歳が対象)。

国ごとに作品や描く姿勢に違いはあるのか、どんな対話が生まれるのか、スタッフ一同非常に楽しみにしていました。 実際ワークが始まると、どの国の若者も自分のリーダーシップに向き合いながら、真剣に取り組みました。その姿勢や、そこで起こる葛藤や高揚感、そしてコミュニケーションは、通常国内で開催しているもの同じ。改めて国や人種は関係ないのだということを実感することができました。
 
そして参加したみなさんには、「描く」ことを通して、夢を描き、未来を描くのだということを実感してもらいながら、リーダーとして、まずは大切なのは「Lead the self」だということ。そして「Find your voice by clarifying your personal values~自分の価値観を明らかにして、自分の内なる声を発見する」ことを体感してもらえたのではないかと思います。
また、文化も言葉も違うお互いが、言葉以外のコミュニケーションを通して、よりオープンに、より感覚的に繋がること、そしてもっともっと言葉を駆使してコミュニケーションをとる大切さを実感してもらえたのではないかと思っています。

この後、彼らを含めた270名は、35日間の船旅の中で、たくさんのことを学び合うとのこと。
彼らが次世代のリーダーとして、明るい未来を創ってくれることを期待しています。

きみ

今年のテーマを漢字一文字で表現すると「砥」。

ずっと見守ってくれている大先輩から「アートの会社がここまで来れたのはホント奇跡だなぁ」と言われ、本当に奇跡だな~と、新年からちょっと不思議な感覚になりました。それでも創業からの予定としては、やっとここからスタートという感じ。

そんな今年は、Communication Artという考え方で広がっているさまざまな活動を、仲間と共にどう磨いていくのかがポイントになると思ってます。そのためには、まずは私自身がより集中力とエネルギーを高めて、ひとつひとつを磨くこと。

今月も早速いくつか大きなワークショップが予定されているので、気合いが入ります。

その中のひとつが、世界の30カ国の国を代表する若手リーダーが集う「世界青年の船」(内閣府の事業)においてEGAKU Workshopの実施。船に乗船する前からはじまるリーダーシッププログラムの一環として開催することとなりました。リーダーシッププログラムの一環として、船に乗船する前に、自己との対話を深め、お互いを深く知るというのが目的です。

通訳はつきますが、さまざまな文化を背景に持つ若者に、安心して参加してもらうためには、いつもより丁寧なイントロダクションが必要だと感じています。また日本語のコミュニケーション感覚ではなく、英語のコミュニケーション感覚(?)で簡潔な言葉を選びたいところ。

参加者は40数名、バーレーン王国、ペルー共和国、エジプト・アラブ共和国、インド、ブラジル連邦共和国、ロシア連邦、スリランカ民主社会主義共和国、トルコ共和国、スペイン、カナダ、ニュージーランド、ベネズエラ・ボリバル共和国、そしてもちろん日本。どんな作品とコミュニケーションが生まれるのか、すごく楽しみです。

数年後には常に数カ国でEGAKU Workshopが実施できるようになっていたいですね。言っちゃった、笑。

Billちなみに写真は昨年の11月、スラムの子どもたちにアートを通して未来に希望を持たせ、たくさんの素晴らしい人材を輩出し続けているManchester Bidwell Corporation の代表、ビル・ストリックランドさんとのショットです。

彼の歩んできた40年以上の道のりは、想像を越えた強い意志が生み出す、奇跡の連続だったのだろう思います。私の誕生日前日だったこともあり、彼の美しい瞳と佇まいと共に勇気をプレゼントしてもらった気がしました。

まだまだ旅ははじまったばかり。今年もどんな奇跡が繰り広げられるのか、仲間と共に楽しみながら歩んで行きたいと思います!

※写真は右からIOCA事務局長&戦略コンサルタントのみずきちゃん、The Berkana Instituteのボブさんとその奥様のスーザンさん。

きみ


プロフィール

長谷部 貴美

長谷部 貴美

東京都生まれ。2004年コミュニケーションアートを軸としたホワイトシップインク設立。鑑賞するだけのアートからコミュニケーション、対話、気づきを起こすアートのプロデューサー、アートコンセルジュを確立。

詳しいプロフィール

最近のトラックバック
カレンダー
2012年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif ストレス社会との付き合い方
政府がメンタルヘルス検査の義務化を検討しています。しかしうつになった後だけではなく、なる前の予防も大切なのではないでしょうか。(5/24)

news094.gif 「思いやり経営」のススメ
産学・NPO連携の民間団体が先頃、「思いやり経営」という観点で評価した指標や企業ランキングを発表した。企業のマネジメント力を知る手立てとして注目されそうだ。(5/24)

news094.gif テレワークが労働者のマインドを変える
テレワークが普及すると、労働者の評価は従来の「時間×生産性」から「成果」へと変化する。時間や場所を自分の裁量でコントロールできる変わりに、成果を最大化するために労働をマネジメントする能力とマインドが労働者には必要になる。(5/23)

news094.gif 求む、クックパッド男子
高身長も高学歴も高収入もいらない。私が男性に求めるのは「料理の腕」だけです。(5/18)

news094.gif 37歳の常識――我々は一生学び続ける
学び続けなければ衰退するのみだ。(5/18)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ