白船社長のアートコンセルジュブログ
ビジネスをアートする?!社会をアートする!?コミュニケーションアートから見た時代の新潮流
中村正義展@練馬区立美術館に行ってきました。「私は私を破壊することに成功した。・・・意識的に計画的に試みて私なりの成果を収めたことに狂喜している。」という彼の言葉は、あえて嫌いな色を使って描いたという原色の作品群を生み出したことによる自身の変化のこと。
日本画の異端者として画壇から排除されながらも、表現し続けたパワー、そして探していたものはいったいなんだったのだろうか。プリミティブでポップな作品とは別に、時折見せる葛藤の自画像、死を意識した時に描いた仏画・・・全体を見ているうちに「描くとはいったいなんなのだ!教えてくれ!」そう訴えかけられた気がしました。
そこまで人間を突き動かす「描く」とはいったいなんなの か?改めてアーティストのマネジメントも、EGAKU Workshopの参加者の変化もしっかり見守ろうと思った展覧会でした。
以前から気になっていた、ガーナ出身のデイビットさんの活動イベントに参加してきました。デイビットさんの熱い想いと心温まるオリジナル曲のライブ。とても楽しかったし、共感できました。
参加費の一部がガーナの子ども達にノートを届ける「Dream Notebook」プロジェクトに。
ノートにはメッセージや絵を描いて、子どもたちと交流します。
くにさんが描いたノートは誰に届くのかな?
今月IOCAでコラボレーションさせていただく、NPO法人そらべあ基金さんとソニー損保さんのCSR部の取り組みが、日経流通新聞の一面にありました。
会社としては単純な寄付ではなく、契約者が走らなかった分だけ寄付金に換算することで、環境保全への貢献ができる仕組みになっているとのこと。そらべあ基金さんはその寄付で、全国の幼稚園や保育園に太陽光発電パネルを寄贈、結果として環境教育の充実と温暖化排出量の抑制の効果を見込んでいるのだそうです。
他にも、トヨタの自然保護やブックオフの途上国に図書館などの記事が出ていました。
社会貢献について、さまざまなステイクホルダーが、想いを持って関わると、お互いが豊かになる循環を創り出せるのですね。
今回、私たちがご一緒させていただくのは、東北応援プロジェクトとして小学生向け環境教育の中でのEGAKU Workshopの実施。エネルギーを頭で理解し、心で感じる、そして思い出として作品が残る!そんな楽しいプログラムになるようにお手伝いができればと思ってます!
シンガポール政府は「文化・芸術は国の経済発展に不可欠」ということで、6億円投資して芸術村を開発中だとか。「生活の質を高め、優れた人材を引き付けるために必要」との判断。芸術は今も昔も国策なんですね。
ただ、本来求められているのは、プロパガンダのための芸術でもなければ、流行商品としての芸術でもはないので提供する側の質が求められるところ。
不確実な時代だからこそ、未来への希望を喚起してくれる芸術が増えて欲しいものです。
佐藤学さんが出演されると知ってNHKの「輝け二十八の瞳~学び合い支えあう教室」を観ました。子どもたちの変化に感動しました。今までの教える・教えられる関係からの転換は、子どもも先生も親も戸惑うと思うけど、すでに社会はそっちに向かっている。
ある意味ではとても厳しい世界だし、先生の観察力と判断力と思考力が必要だけど、とても豊かな人生の入り口になる。
『「わからない」と言える関係、「わからない」と言える豊かさ、「わからない」が未来を切り開く~学び合い支え合う、学びの形』。欧州からはじまり世界で広まっているとは言うけど、もっと日本でも(アジアでも)当たり前になるといいな。
そして正解不正解はないこと、答えを創りだしていいこと、多様性を認め合うことを体験できるEGAKU Workshopもその一端を担える気がしました。今月は東北応援企画でふくしまの小学校で実施します。きっとたくさんの笑顔に会えるはず。
「美しいものが人間を変える・・・」「芸術は架け橋です。より大きな世界、さらに幅の広い経験ができる世界への架け橋なのです。・・・そして生きがいのある生き方とはどんなものなのか、おぼろげではありますが、わかりはじめるのです。」
ビルさん、まさにそうなんですよね!帯に書いてある言葉だけで、ジーンときてしまった。
「魂の教育エル・システマ」のDVDも表紙を見ただけで、いつも胸がいっぱいになってしまうのだけど、ビルさんの書籍にも同じ反応をしてしまいました。
教育の現場の方々にも、企業で結果を求めている方々にも、Communication Artの効果について説明する時には、繊細な気持ちと愛情を持ってお話するようにしているのだけど、ビルさんの言葉は、心に響く力があります。
年明け早々に行きました、ベン・シャーン展@神奈川県立近代美術館葉山。世界恐慌以降のアメリカをまっすぐ見据えながら、アーティストとして成熟していくプロセスが作品を通して感じられとても共感できました。
社会的事件をテーマにして社会派の画家として知られていた彼が、徐々に人間のささやかな営みや繊細な心のひだに焦点をあて、なおかつさまざまなメディアに表現の場を広げていく様は、芸術家が辿り着いて欲しい(と私が思う)、精神の自由を感じました。
もっと早くレビューを書けばよかったのですが、この日曜日に展覧会は終わってしまいました・・・^^;
どちらにしても、神奈川県立近代美術館葉山は、気持ちのいいおすすめ美術館です。
次チェックしているのが、2月10日からの「ジャクソン・ポロック展」@東京国立近代美術館。すごく混みそうだけどね。
今年のテーマを漢字一文字で表現すると「砥」。
ずっと見守ってくれている大先輩から「アートの会社がここまで来れたのはホント奇跡だなぁ」と言われ、本当に奇跡だな~と、新年からちょっと不思議な感覚になりました。それでも創業からの予定としては、やっとここからスタートという感じ。
そんな今年は、Communication Artという考え方で広がっているさまざまな活動を、仲間と共にどう磨いていくのかがポイントになると思ってます。そのためには、まずは私自身がより集中力とエネルギーを高めて、ひとつひとつを磨くこと。
今月も早速いくつか大きなワークショップが予定されているので、気合いが入ります。
その中のひとつが、世界の30カ国の国を代表する若手リーダーが集う「世界青年の船」(内閣府の事業)においてEGAKU Workshopの実施。船に乗船する前からはじまるリーダーシッププログラムの一環として開催することとなりました。リーダーシッププログラムの一環として、船に乗船する前に、自己との対話を深め、お互いを深く知るというのが目的です。
通訳はつきますが、さまざまな文化を背景に持つ若者に、安心して参加してもらうためには、いつもより丁寧なイントロダクションが必要だと感じています。また日本語のコミュニケーション感覚ではなく、英語のコミュニケーション感覚(?)で簡潔な言葉を選びたいところ。
参加者は40数名、バーレーン王国、ペルー共和国、エジプト・アラブ共和国、インド、ブラジル連邦共和国、ロシア連邦、スリランカ民主社会主義共和国、トルコ共和国、スペイン、カナダ、ニュージーランド、ベネズエラ・ボリバル共和国、そしてもちろん日本。どんな作品とコミュニケーションが生まれるのか、すごく楽しみです。
数年後には常に数カ国でEGAKU Workshopが実施できるようになっていたいですね。言っちゃった、笑。
ちなみに写真は昨年の11月、スラムの子どもたちにアートを通して未来に希望を持たせ、たくさんの素晴らしい人材を輩出し続けているManchester Bidwell Corporation の代表、ビル・ストリックランドさんとのショットです。
彼の歩んできた40年以上の道のりは、想像を越えた強い意志が生み出す、奇跡の連続だったのだろう思います。私の誕生日前日だったこともあり、彼の美しい瞳と佇まいと共に勇気をプレゼントしてもらった気がしました。
まだまだ旅ははじまったばかり。今年もどんな奇跡が繰り広げられるのか、仲間と共に楽しみながら歩んで行きたいと思います!
※写真は右からIOCA事務局長&戦略コンサルタントのみずきちゃん、The Berkana Instituteのボブさんとその奥様のスーザンさん。




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