足を車にひかれたなう@銀座。 社用車で後部座席に乗っていた役員は・・・
12月といえば、忘年会(望年会・暴年会・・・)ですが、昨夜は、銀座の食べログ3.6ポイントのイタリアンで、当社の学生インターンとして活躍し社会人になったメンバーとの望年会でした。
通信・生保で頑張っている新入社員の話を酒のツマミに会は盛り上がり、遅れてきた1人を加えて近くのバーで1~2杯ほど飲んでお開き。 良かったなーと思った矢先の出来事です。
『遠足はおうちに帰るまで』なんて言葉は忘れてしまった44歳(私)は、6人で新橋駅に向かうべく、並木通りを歩いての帰路、まさか「足を車にひかれたなう@銀座。」なんて、ふざけたツイート(実際には自分の気を紛らわす)をする事になるとは、思いもよりませんでした。
交詢社通りと並木通りの交差点をルイ・ヴィトン側に横断歩道を渡り始めてすぐに、何かにぶつかり痛みが。。。
左足のつま先に、黒塗りの車のタイヤが乗っかり、停車しています。
私を含む6人が車に向かってアレやコレやと言います。
車はバックすることなく、足の上を通過し、停車も謝罪もなく交差点を走り抜け・・・意外なことに、交差点を越えたところで、何事も無かったかのように停車しました。わずか10mほど先です。
謝罪で降車するのかと思いきや・・・後部座席から女性とともに降りてきた会社役員風の男は、向かいのビルの方に歩き去ろうします。
私は、運転手に近寄り、今、発生したであろう出来事=車で足をひいて、逃げていったことについて、本人の認識を確認すべく話しかけます。
役員風の男も立ち止まって話を聞いていましたが、運転手に促され、運転手を置いてビルの中に消えていきます。(そのまま、二度と現れる事も無く。)
運転手は社員章たるバッチを付けています。
(私の脳裏に焼きついたバッチ。)
つまり、ハイヤーではない白いナンバーの黒塗りの車=社用車の運転手です。
会社の看板を胸に付けているヒトです。
(その後、同乗していた男性は、社長または役員であることを運転手に確認しました。)
警察に来てもらい、警察は救急車を呼び、私は病院に行って診察を受け診断書を発行してもらいました(僅か全治3日の軽傷ですが)。
病気ではなく相手のある事故ですから、健康保険は効かず高額な医療費も先出しです。
その病院に来ていた他の事故の患者さんは、加害者側が病院代を払いに来ていましたから、相手次第で色々あるなぁと思いつつ。
その後、警察署に行き、起きた事をどの様に処理するかを決めます。
それは、被害者が判断するものということで、診断書を警察に出せば、ケースとして始まるということです。事故から4時間が経過していました。
相手方は名前も連絡先も私に通知しなかったので、仕方なく事故証明書を発行して、相手方情報を入手すべく、540円を80円の送金手数料と共に、郵便局のATMに出向いて支払います。
事故の調書には相手方の氏名は記載されているので、経緯として氏名は知る事ができていますが、この後は、事故証明書を入手して、、、自分でやるのか自分の加入している保険会社が何らか対応してくれるのか確認してみたりということで、時間と手間を要します。
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感情を外して考えてみました。
- 信号の無い交差点で、横断歩道があり、歩行者が通過している。 道路交通法で考えれば、交差点の横断歩道上での事故は、運転手の責に帰すべき事態という記憶に間違いは無いか?
- - 自分が車を運転していて、数cmのモノの上に乗り上げたら気付くものだろうか?乗り上げて止まった後、その上を通過するだろうか、バックするだろうか?
- - 6人が車の窓越しに大声で何かを伝えて、車の中に聞こえない事があるのだろうか?(防音ガラスでも装備している特装車で無ければ)
- - もしも、乗車している運転手の雇い主が足をひいた状況を理解しうるならば、あるいは何かが起きている事を窓越しに見て知り得るならば、車から降りることも窓も開けることも、声を掛けることもせずに、あるいは運転手などにもさせずに、通過して、ひき逃げになるリスクがあるとは考えないのだろうか?
- ひき逃げをして、自分があたかも被害者かのような発言を繰り返し、相手(私)が悪いと言い、逆ギレするヒトを許して良いのだろうか?(再び同様な事を平気でやるヒトではないのか?十分な反省も再発防止への考えもなく職業として運転手を安易に継続させるだけの事にならないか?)
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自分の経験値や価値観や常識というのは正しくない可能性があるということは、意識・認識しているつもりですが、もしも、
- 私が運転手で、足に乗り上げたことを認識すれば(聞こえれば)、スグに後退して、怪我の有無を相手に確認するなどの措置をするであろう。
(引き逃げて走り抜けることは絶対にしない。)
- - 私が運転手を雇用し指示を出す立場であれば、運転手が降りずにやり過ごそうとしていると気付けば、自ら車を降りて、相手の安否を気遣っていたのではないか?
- - 少なくとも、道交法違反をした側ならば、被害者を責めることはない。
- - 最低限の自身の個人情報(氏名と電話番号)と、実務上のやり取り窓口となる保険会社から連絡をさせる旨を被害者に伝え、被害者の最低限の個人情報(氏名と電話番号)を教えてもらうか、相手がそれを加害者に伝えたくないということであれば、無理に聞き出す事もなく保険会社への連絡方法を伝えて連絡して頂くという選択肢も提示できます。(被害者心理を考えて、最大限、相手の要望に応えつつ、リスクは避けつつということになるかと思いますが。)
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20年以上前、並木通り・8丁目交差点のお店で学生時代にアルバイトをしていましたが、その帰り道にタクシーに急なドアオープンでスクーターごと5mほど吹っ飛ばされ、全治1ヶ月以上の重傷を負い、事故から数日後に大学の新学年の講義が始まっても大学に行く事ができず、という経験を思い出しました。
同じく20年以上前ですが、草野球に向かう道のりの早朝。明治通り・新宿から代々木方面に抜ける緩いカーブで、左側に停車していたタクシーが、いきなりUターンして、右側を通過しかけていた私の車を引きずって、対向車線に停車するという事故に遭遇したことがありました。
職業ドライバーに巻き込まれること3度目の経験です。
(今回はタクシーではありませんが。)
自らもハンドルを握りますが、職業として運転をする方々はハンドルを握る時間が長い わけですから、運転技術の向上はあるかもしれませんが、事故が発生する確率も高いものと思われ、となると、せめて 日頃からの運転に対する姿勢や習慣から事故を抑制できるのでは? と思っています。(関係ないかもしれませんが。)
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最後に、運転手は、おそらく行政処分を受け、免許停止などの状態になることでしょう。
車の運転という職務は全うできないでしょう。
(無免許運転をしたとするなら、それも全うしているとは言えないでしょうし。)
その際に、運転ができない期間が発生することを理由に、不当な解雇をされない会社である事を祈りたいと思い、また、今後、同様な事象が発生しないように、運転手および同乗していた経営者自身が、良く考える機会となることを期待します。
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あっ、もう一言。
ひき逃げはあかんでー!