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IPOトレンド-IPO社数の推移-/2009年のIPO動向について (あずさ監査法人)を見て、あらためて思う。

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あずさ監査法人のサイトには、

◆「株式公開(IPO)に関する情報」
http://www.azsa.or.jp/b_info/ipo/top.html

があり、先週・今週と新着情報が掲載されました。

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IPO数の減少については、ここ2年によく言われていることですが、

  1. 上場予定企業の業績悪化
  2. 株式市場の低迷
  3. 上場審査の厳格化
  4. 上場コストの増加

という、本レポート記載の通りだと思います。

新規上場企業の売上規模で、30億以下の件数を2008年と2009年と比較しても、

2008年:17/49社(34.7%)
2009年:7/19社(36.8%)

と、比率はあまり変わっていないことからすると、売上が小さい企業のIPO云々ということもなく、市場全体に関わることなのかと思います。

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一方で、今後のIPO社数は、上昇に転ずるのか?という点ですが、よく言われる5年周期を考えると、2年後に山が来るかもしれません。

但し、上記「3.上場審査の厳格化」は、しっかりと維持して頂き、投資家を裏切るような問題のある企業のIPOだけは、抑制したままであって欲しいと思います。

その分、金融機関からのデッドでの調達、VCやエンジェルによる投資が復活して、市場以外からの調達が容易になることで、上場を目指すベンチャーを支える金融基盤を期待しております。

特に、個人投資家=エンジェルからの調達に関しては、先週1月28日に日本エンジェルズフォーラム(NAF http://www.angels.ne.jp/)の10周年イベントが開催され、お邪魔してきましたが、あちこちから、エンジェル税制の更なる進化を期待する声があがり、また、懇親会に顔を出された民主党の参議院議員・ふじすえ健三さん(http://fujisue.net/)にも、その期待を寄せるシーンが、強くイメージに残りました。

そういえば、ふじすえサンのお話で、民主党のマニュフェストには、ベンチャーのことが書いていないとおっしゃってましたが、確かに、中小ベンチャーを育成していくための施策を2010年度には、打ち出して頂きたいところです。

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