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昨日のニュース「YouTube Direct」で自サイトが動画投稿サイトになる。しかも無料?(実際のところ、有料では?)

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昨日のニュース

2009/11/18 「YouTube、メディア企業向けの動画投稿サイト構築ツール公開」(ITmediaニュース)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/18/news057.html

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ほーっと。

早速、チェックしてみました。

◆YouTube Direct
 http://www.youtube.com/direct

Youtubedirect

YouTube APIで、動画アップできたり、管理できたりするんですね。

もうちょっと確認したいことが、いくつかあったのでFAQページも確認。

◆YouTube Direct FAQ
 http://www.google.com/youtube/youtube-direct-faq.html

  • Q: Where are the videos stored?
     -
    A: All of the videos submitted via YouTube Direct are stored and hosted by YouTube, and live on the user's own YouTube channel.
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  • Q: Where and how will the video be displayed?
     -
    A: Once uploaded, the video will automatically be public and visible on YouTube. You can choose how, when, and where to display videos on your own web domains. Inside the moderation panel, you can create playlists of video submissions, or you can embed individual videos into different story pages.
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YouTubeにデータをストアしていくということで、更に自動的にYouTubeでも公開されるということなのですね。(但し、自分のサイトでもホストできるようです。 http://code.google.com/intl/ja/apis/youtube/developers_guide_protocol.html#Uploading_Videos

読み進めていくと、実際のサイト構築においては、Google App Engineアカウントが必要という事です。

  • Q: How do I moderate the videos?
     -
    A: To moderate the videos submitted via YouTube Direct, you will need a Google App Engine account. All of the moderation by your editors is done within the App Engine moderation panel interface. Learn more about how to get started with an App Engine account here: Getting Started Guide.

更に、FAQの一番最後を見ると

  • Q: How much does it cost?
     -
    A: YouTube Direct is free, but there may be a small cost associated with your Google App Engine account, depending on the amount of traffic being served.

ワーォ、トラフィックに応じて、お金が掛るということですね。

ふーむ。

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あとは、動画フォーマットについて、一応確認しますが、おそらく、On2でFLV/SWF/Flash Playerかなぁと思うのですが、、、、特に記述がなさそうなので、恐らく、現行YouTube通りですね。

動画の検索(http://code.google.com/intl/ja/apis/youtube/developers_guide_protocol.html#Searching_for_Videos)のformatパラメータのセクションを見ると

format パラメータは、動画が特定の動画フォーマットで使える必要があることを示しています。リクエストでは、次のいずれかの形式を指定することができます:

値 動画フォーマット
1 モバイル動画再生のための RTSP ストリーム URL。H.263 動画 (最大 176 × 144) と AMR オーディオ。
5 この動画に対応する埋め込み可能プレーヤー (SWF) への HTTP URL。このフォーマットは、埋め込めない動画では利用できません。デベロッパーは通常、クエリに &format=5 を追加して、自サイトに埋め込める動画に結果を制限します。
6 モバイル動画再生のための RTSP ストリーム URL。MPEG-4 SP 動画 (最大 176 × 144) と AAC オーディオ。

ということですね。

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そうそう、使う前には、Term of Useを確認しなくてはいけません。

http://code.google.com/intl/ja/apis/youtube/terms.html

I. API Use の2.Commercial Use. を見ておくと良いでしょう。
自分のサイトおよびその目的で、使用して良いか、悪いかの判断がつくと思います。

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自治体やミュージアム(博物館・美術館)などの資料映像・作品映像などを配信してたくても、予算や対応するスタッフ不足から、自前のサイトでは運用できないというケースに使えるのでは?というメディア利用以外の用途に良いかと思い諸々読み進めてみたのですが、Yes and No ですね。

おそらく、Google App Engineに精通し、YouTube API and Tools(http://code.google.com/intl/ja/apis/youtube/ytdirect.html)などを読み込んで理解でき、最新版をダウンロード(http://code.google.com/p/youtube-direct/downloads/list)して、自社のサイトに実装するという、いろいろなポイントに精通していなければいけません。

よって、導入サービスを提供するベンダーが必要になるでしょう。
そのベンダーへのサービスフィー支払いが必要になることでしょう。

そして、FAQ記載の通り、トラフィック課金が気になるので、この点についても、十分に確認する必要があるでしょう。

◆Google App Engine リソースの課金と予算設定
 http://code.google.com/intl/ja/appengine/docs/billing.html

課金されずに、全てフリーで使える方法があるかもしれませんが、まだ見つけられていないので、情報ありましたら、是非ともコメントにてお教えください!

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