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2009年度上半期がまもなく終わりますが、IT投資状況は如何ですか?

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IT業界にいる私にとって、とても気になるIT投資状況。

今日のITmediaエンタープライズの記事でも、

アナリストの視点:
パラダイムシフトが進む製造業、IT投資の行く末は
IT産業の根幹を担ってきた製造業だが、金融危機の影響は避けられず、目下のIT投資意欲は減衰傾向にある。「景気底打ち」という声も聞こえる中、製造業のIT投資はいつ本格的な復調を見せるのか。【小林明子(矢野経済研究所),ITmedia,2009年09月11日】

その他の過去記事も、ついでにチェックです。

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実態・実感として、そうだなぁとか、これで済むのだろうか?とか、思うことは多々あるのですが、好況感ではなく、「好況になった」とならなければ、投資抑制が続くのだろうと思っています。

当社の商品も、破壊的イノベーション系なので、『価格が安く』『業務効率を図れる』ということで、前年比2倍以上の引き合いがあり、担当者レベルでの「買おう!」という意思決定まではスムースなのですが、そこから先の予算の壁という険しい道を乗り越えなければいけません。

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調査会社やアナリストや記者の方々のレポートも、非常に参考になりますが、実際のユーザ企業は、どうなんだろうと気になるときには、『社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)』の調査結果が非常に有効です。

昨年秋に調査し、春に急激な景気変動に対応するための追加調査を行ったレポートがJUASのサイトにアップされているので、ダウンロードしてみると、今年度予算の厳しさがよくわかります。

◆JUAS 企業IT動向調査2009
 http://www.juas.or.jp/project/survey/it09/index.html

 ・第15回企業IT動向調査概要(PDF:2.23MB)
  http://www.juas.or.jp/project/survey/it09/summary09_0507.pdf

P94~P101が本年(2009年3月)の追加調査による「IT予算の動向」となりますが、冒頭のIT予算のDI値(景気動向指数)について、初の大幅マイナス(▲35%)という恐ろしい予想が記載されていますが、もしかすると、上期だけを見たときに、それ以上のマイナスがあったのでは?と感じるのは、私だけでは無いかもしれません。

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また、今後の動向について、一度絞り込んだものが、完全に元通りになるはずもないわけで、絶対的に必要なもの、費用対効果の高いもの、コスト削減につながるもの、社会的責任によるもの(エコ、品質など)・・・といったところで、確実にビジネス化を図ることがIT業界の1つの生きる道・成功する道なのだと思います。

更に、今後の外部環境として、国内雇用の創出を阻害するような政策・法令、イノベーションを停滞させるような施策が進まぬようにと見守らなければならないでしょう。

国際競争力の高いイノベーション、国内雇用の拡大、国内需要の拡大、海外市場での成功、労働人口減少への対策(外国人学生・雇用の受け入れ)・・・

その周辺では、おそらく、ITが重要な下支えすることになるでしょうし、隣近所の小さな争いなどすることなく、世界と協調し、世界で戦う競争力を支えることができれば、今後のIT投資として、業界が恩恵を受ける事になるかと思います。

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DI(diffusion index)
 ディアイ / ディフュージョンインデックス / 景気動向指数 / 拡散指数

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