「Wi-Fi対応のペースメーカー、米国で初の装着患者」を見て思う。
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2009/08/11 「Wi-Fi対応のペースメーカー、米国で初の装着患者」ITmedia
「First Wi-Fi pacemaker in U.S. gives patient freedom」 ロイターの記事
オルタナブロガーのみなさんも、少なからずペースメーカに関わっている方がいらっしゃいますし(オルタナブログ内検索結果)、私も
2009/07/16 【死ぬまで】→死んでも成し遂げたい3つのこと ~ 番長と遊ぶの?
にて書かせて頂いておりますが。
将来的にという前提があるかと思いますが、ペースメーカーの状態のみならず、数十におよぶ生理学的パラメータを取得できる=幅広い疾患のモニタリングに活用できるという点が、非常に素晴らしいことであり、期待しています。
懸念として、
- WiFiのペースメーカーに与える影響が完全に回避できているのか?
- ペースメーカーの電池消耗が進み、交換頻度が上がるのでは?
- 何らか、逆方向の通信を可能として、ペースメーカをコントロールできてしまうことはないのか?(ハッキングされるリスク)
おそらく、これらをある程度解消しているからこそ、実現に至っているのだとは思いますが、気になります。
また、期待値としてですが、
- 医者だけではなく、家族などの側近者がモニタリングできる または 閾値でのアラートを通知してもらえる機能の実装
- WiFiの流用として、ケイタイや、WiFiホットスポットの通信を使って移動中・外出先でもモニタリングが継続される(電磁波などのシールドが間違いなくなされている前提で)
- 通信断の際も、ケイタイにローカル保存される非同期モードがあり、通信回復時に同期(アップデート)させる
などにより、安心して活動できるフィールドが広がるのではないかと思います。
ITの医療技術への適用、安全第一は当然のことですが、企業や医療系機関だけではなく、日本の国家としてのIT戦略としても投資をして頂ければと思います。
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