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神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO もっかそん@名古屋と新ランチメニュー・餃子の話し

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今週末は、名古屋で開催された「合同会社てんもく」の主宰する「もっかそん」に参加してきました。「もっかそん」とは、「木と森の価値を考えるワークショップ」です。

日本の森林資源の中には、有効活用されず、十分に手入れもされないまま荒廃しているところも少なくありません。そんな課題を解決するための知恵を出し合い、合わせて、日本の森林の現状についての理解を深めてもらおうというイベントです。

冒頭、名古屋に隣接する岡崎市で、地域の6割を占める地元の森林の流通を担い、森林の活用に取り組む「株式会社もりまち」の加藤亮さんから、日本、そして地元の森林が、十分に活用されていない現状について、話を伺いました。

  • 日本では、多くの森が放置されていること。
  • どこまでが誰の森かはっきりしない。あるいは森を所有している方にとって、広い森を美しく管理するのは容易いことではないこと。
  • それだけ森林資源があるにもかかわらず、木材の半分以上を輸入に頼っていること。

そんな悪循環が、ますます日本の林業を衰退させ、森を荒廃させているといった悪循環を生みだしているそうです。

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8MATOのある八ヶ岳南麓も、例に漏れず同じような状況です。先日のブログで紹介しましたが、8MATOを建設した土地も人手が入らず、植生のバランスが崩れ、鬱蒼と暗い森でした。その森に手を入れて、明るい森にすることができましたが、それが、どれほど自然と人間の共生にとって、大切なことなのかを実感しています。

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そんな8MATOのいまを八ヶ岳南麓からオンライン中継し、森や建物をライブで紹介しました。また、この森で伐採した針葉樹をそのまま建物の建材に使っていること、森に極力負荷を与えないために石場建てにしていることなどを紹介し、こんな森の活かし方もあるのだという紹介をさせて頂きました。

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中継を終えて、直ちに名古屋へと向かいました。中央道を小淵沢から乗り、塩尻、伊那、木曽を抜け、小牧から名古屋に入り、3時間ほどで現地に到着しました。250kmほどの移動でしたが、ADASAdvanced Driver-Assistance Systems/先進運転支援システム)のおかげで、ほぼ勝手に走ってくれたので、それほど疲れることもなく、会場でのワークショップに合流することができました。一昔前では考えられない、いい時代になりましたね。

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さて、ディスカッションですが、本当に楽しく過ごすことができました。なるほど、こんなやり方があったのか、これはいいなぁ。直ぐにできそうなアイデアも沢山ありました。

「これ、8MATOでもやりましょうよ!」

参加者の皆さんからも、主催者の皆さんからも賛同を頂きましたので、やることにします!

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さて、そんな楽しい「もっかそん」に参加した翌日、名古屋から八ヶ岳南麓への帰途、少し寄り道して、木曽古道「馬籠宿」に足を伸ばしてきました。

馬籠宿は、江戸時代の参勤交代で多くの人が行き交った、中山道43番目の宿場町です。賦課しながらの風情を残した石畳の坂に沿って、煎餅、五平餅、お土産屋さん、昔ながらのカフェが並び、あの「夜明け前」を書いた島崎藤村の生家も残っています。

馬籠宿に来たからには、自分も何か足跡を残さなければと思い、串団子のような「五平餅」を頂くことにしました。高速のパーキングで売っているのとは違い、甘みが抑えられて味噌のしょっぱさを感じることができるものでした。美味しかったなぁ!

思えば、最近は、忙しさにかまけて、こういう時間を過ごしてきませんでした。しかし、いつもと違う景色を眺め、時間を過ごすことはとても心地よく、元気の活力にもなりますね。8MATOもそういう場所でありたいと願っているわけですが、当の本人がそういう時間を過ごしていないというのは、なんとも情けない話しです。改めて、自分の時間を考えてみようと思いました。

さて、八ヶ岳南麓の8MATOに戻ると、今度ランチで提供しようと思っている「餃子」が届きました。この餃子は、「餃子界のさかなクン」こと、東京餃子通信・編集長の塚田亮一さんが監修した餃子です。

小籠包のようなカタチのモチモチの生地に、旨味たっぷりのジューシーな餡が詰まっています。8MATOランチの基本方針である、「化学調味料無添加で身体にいいもの」という主旨にもぴったりの餃子で、早速スタッフと、そして、たまたまいらっしゃったお客様に食べていただき、絶賛頂きました。

塚田さんは、「マツコの時間」や様々なテレビ番組に「餃子評論家」として、出演されています。また、私が主宰する「ITソリューション塾」の卒業生であり、IT企業の経営者としてもご活躍です。そんな彼の監修だけあって、とても個性的で「あれ?これ餃子?」といった見た目です。餃子と言うより、「焼小籠包」的な見た目ですかねえ。でも、とても美味しく、これは大正解でした。

どのような付け合わせで出したらいいかは、スタッフに決めて頂くのですが、近々ランチに加える予定です。楽しみにお待ちください。

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また、こんなステッカーも作りました。8MATOにお越しの皆さんにお配りしています。数に限りがありますので、急いでお越しくださいね。

さて、本日は朝から、念願の「テレワーク・ブース」を設置します。25インチのディスプレイや照明を配置した個室です。明るく気持ちのいいカフェスペースやオープンデッキもいいのですが、やはり個室に籠もってオンラインミーティングをしたいというご要望もあり、これに応えるために作りました。こちらもよろしければ利用してください。詳しくは、来週報告いたします。

八ヶ岳南麓もだいぶ春めいてきました。マンサクの花が満開になりました。もうすぐ春ですね。

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神社の杜のワーキング・プレイス 8MATO

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八ヶ岳南麓・山梨県北杜市大泉町、標高1000mの広葉樹の森の中にコワーキングプレイスがオープンしました。WiFiや電源、文房具類など、働くための機材や備品、お茶やコーヒー、お茶菓子などを用意してお待ちしています。

8MATOのご紹介は、こちらをご覧下さい。

【図解】コレ一枚でわかる最新ITトレンド 改装新訂4版

【図解】コレ一枚でわかる最新ITトレンド 改装新訂4版

2022年10月3日紙版発売
2022年9月30日電子版発売
斎藤昌義 著
A5判/384ページ
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
ISBN 978-4-297-13054-1

目次

  • 第1章 コロナ禍が加速した社会の変化とITトレンド
  • 第2章 最新のITトレンドを理解するためのデジタルとITの基本
  • 第3章 ビジネスに変革を迫るデジタル・トランスフォーメーション
  • 第4章 DXを支えるITインフラストラクチャー
  • 第5章 コンピューターの使い方の新しい常識となったクラウド・コンピューティング
  • 第6章 デジタル前提の社会に適応するためのサイバー・セキュリティ
  • 第7章 あらゆるものごとやできごとをデータでつなぐIoTと5G
  • 第8章 複雑化する社会を理解し適応するためのAIとデータ・サイエンス
  • 第9章 圧倒的なスピードが求められる開発と運用
  • 第10章 いま注目しておきたいテクノロジー

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