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ビジネス動画の可能性

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ビジネスブログ、ビジネスSNSの次は間違いなくビジネス動画が来る。というか、実際に来ているし。私はビジネス動画を大きく5つのモデルに分類して考えます。動画コンテンツ、動画IR・PR、動画CM、動画ラーニング、そして動画マニュアル。IRとPRは分けてもいいのですが、企業が自分の会社のことをたくさんの人に知ってもらうことが目的という意味では、一緒にしてしまったほうがわかりやすいと思います。

動画コンテンツは、動画を使ってコンテンツを配信するモデルをいいます。スポーツ、音楽、映画などが代表的なものになります。お金をかけて制作したコンテンツが中心で、一時的に無料のサービスとして提供しても、このモデルでは最終的に課金をして収益を上げることを目指すことになります。

動画IR・PRは、企業が自分の会社のことをたくさんの人に知ってもらうことを目的にしたモデルです。決算発表の模様を経営者が直接語りかける動画IRが一般的です。最近では、企業の採用担当社が学生に自分の会社のことを知ってもらうために、社内の様子や先輩社員の声を動画で配信する動画PRのニーズが高くなってきています。

動画CMはそのままの通りです。企業がテレビ用に制作したCMを、ウェブサイト上で動画を使って配信するモデルです。動画IR・PRと動画CMの違いは、前者がどちらかといえば企業全体の告知・宣伝を目的としているのに対し、後者は特定の商品・サービスの告知・宣伝を目的としている点です。最近では単なるテレビCMの焼き直しではなく、ウェブ用わざわざお金をかけて動画CMを制作するといった例も珍しくありません。

動画ラーニングは、セミナー、講義、楽器や語学のレッスンなどの模様を動画を使って配信するモデルです。いま一つ普及していないeラーニングに取って代わる可能性があるのではないかと思っています。インタラクティブ性には欠けますが、手軽に見れるのが魅力です。eラーニングのように制作コストがかからないのも人気の理由の一つです。

最後の動画マニュアルは、社内に眠っている紙のマニュアルをすべて動画にして配信するモデルです。たとえば、スーパーや飲食店などが社員に徹底している手洗いの方法、まな板の洗浄方法、食器の洗い方などは、紙よりも断然動画で見せた方がわかりやすいです。DVDにして配るという会社もあるようですが、パッケージから取り出してセットするよりも、ネットに接続して動画で見る方が断然便利です。

注目したいのは、動画ラーニングと動画マニュアルが、どちらかというと社内で使うことをイメージしている点です。ビジネス動画の可能性はここにあります。動画はただ単に外に向かって情報を配信するためだけにあるのではなく、業務の改善・効率化のために役に立つという可能性を秘めています。ここにビジネス動画を考える上での大きなヒントがあります。

企業から動画配信の相談を受ける際、動画を使う目的をはっきりさせることをアドバイスしています。最低限5つのモデルのどれに該当するのかくらいは考えておく必要があります。

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