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昨日は尚美学園大学で学生相手にSNSの講義

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昨日、生まれてはじめて大学の授業で、学生を相手に講義をするという経験をしてきた。大学の名前は尚美学園大学といって、埼玉県の川越市にある芸術系の大学。私が講義をさせてもらったのは、芸術情報学部/音楽表現学科の中のある授業で、「SNSの動向と今後」というテーマで話をしてきた。

音楽表現学科という、一般の大学ではあまり耳にすることがない学科があることからもわかるように、尚美学園大学というのは、将来音楽業界に進みたいという希望を持っている学生たちが学んでいる大学だ。実際に、アーティストとして活躍しいている卒業生がたくさんいるし、実はそのうちの何人かはfaamにも登録してもらっている。

聴講してくれた学生は25人くらいで、全員熱心に私の拙い説明に耳を傾けてくれたのでとても感謝している。ただ、一つだけ残念だったのは、最後の質問タイムでまったく質問がなかったこと。できれば、活発な意見交換がしたかったところだ。

その代わりと言ってはなんだが、逆に私の方からいくつか質問をさせてもらい、中に興味深い結果もあったので参考までに紹介しておきたい。まず、私の講義を受講してくれた約25名の学生にとって、SNS=ミクシィになってしまっているということ。80%の学生がミクシィに登録していて、それ以外のSNSには一つも登録していないという回答だった。

私が一番驚いたのは、全員マイスペースの存在を知らなかったこと。中には、知っていても手を挙げそびれた学生がいたのかもしれないが、少なくとも学生たちのマイスペースに対する反応は鈍かった。どうも知名度はいま一つのようである。

それと、楽曲の有料ダウンロード・サービスを利用したことがあるという学生も意外に少なかった。手を挙げた学生は半分もいなかった。むしろ、CDをはじめとした音楽ソフトをいまだに良く買うという学生の方が多かったくらいだ。

正直な感想を言うと、学生を相手に講義をするというのは、想像していた以上に面白いということがわかった。今回お世話になった尚美学園大学の檜山先生が、定期的にこうした機会を作って下さるということなので、これで楽しみがまた一つ増えたことになる。

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