そもそもSNS自体が巨大なコミュニティなんだから、当たり前と言ってしまえばそれまでなんだろうけど、SNSのコミュニテイって本当に奥が深い。使い方しだいではとんでもないコンテンツになりえる。下手に技術的に小難しい細工がしてあるけど、まったくユーザーのことを考えていないコンテンツとマッシュアップさせるくらいなら、いかにコミュニティを利用して面白いコンテンツを提供するかに頭を悩ませた方がよほど生産的だ。
ミクシィしか使ったことがないユーザーは、コミュニティって単にユーザー同士ガ情報をやり取りするだけの掲示板くらいの機能しないと思っているみたいだけど、それは大きな間違い。掲示板としての機能など、コミュニティの持っている機能のほんの一部にしか過ぎない。ちょっとしたスパイスを振りかけるだけで、コミュニティは見違えるほど使えるコンテンツに早変わりする。
たとえば、最近企業のイントラ型SNSの導入が目立つが、このイントラ型SNSでもコミュニティの果たす役割は大きい。コミュニテイは、イントラ型SNSにとってなくてはならない重要な機能の一つになっている。
イントラ型SNSにおけるコミュニティの使い方の代表的なものは、ビジネス文書を保存しておくためのフォルダ機能として使うというもの。イントラ型SNSの場合、コミュニテイにパワーポイント、ワード、エクセル、PDFなどのビジネス文書をアップ・ダウンロードできる機能がついているのが一般的だ。
つまり、コミュニティを使って重要なファイルをメンバー間で共有することができるというわけ。これは、ミクシィにはない機能の一つでとても便利。おまけに、単なるフォルダではなく元々コミュニテイなわけだから、保存してある文書を参考資料代わりに使って、意見交換なんかもできる。ファイルのアップ・ダウンロード機能をプラスすることで、コミュニテイが文書保存フォルダに生まれ変わる良い例だ。
これを音楽配信系のSNSに応用すればもっと面白いコンテンツができる。たとえば、faamではコミュニティをアーティストが自分の楽曲を発表するためのステージとして使っている。アーティスト登録さえすれば、誰でもmp3形式でコミュニティに自分の音源をアップロードさせることができるという仕組みだ。
楽曲をアーティスト自身のマイページではなくコミュニティにアップロードさせることで、コミュニティがオーデション会場として機能することになる。またアーティストにとっても、自分のマイページに楽曲をアップさせる方法では、自分の特定のファンだけにしか楽曲を聴かせられないが、コミュニテイであれば自分以外のファンにも聴かせることができる。
ユーザーに自分の楽曲が気に入ってもらえれば、新しいファンを獲得するチャンスも生まれることから、アーティストにとっては一石二鳥というわけだ。これも、コミュニティ本来の機能が大いに役に立っている良い例だといえる。
いろんなユーザーが自分の意志で集まってくるコミュニティ。工夫次第でもの凄い面白いコンテンツに変身する可能性を秘めている。コミュニティの使い方が今後のSNSの成否を左右しそうだ。
Special
- PR -| きょこ@きょこ コーリング | 2007/01/09 19:44 |
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ミクシィのコミュの役割として自己呈示(私はこういうものが好き)の役割もありそうですよね? 伊藤さんの書き込みを拝見して、ロータスノーツなどのグループウェアの進化型が社内SNSなのではないかと思い始めました。もし、すでにそのような議論がなされていたら不勉強ですみませんが。 | |
| 伊藤靖 | 2007/01/09 19:52 |
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不勉強なんてことはありません。まったくのその通りで、社内SNSの場合はグループウェア的な使い方が一般的になりつつあります。そして、もちろんミクシィのようにアピールの場にも使えますね。他にもまだ用途がありそうな気がして仕方がないんです。 | |

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