Web 2.0、SNS、ソーシャルメディアの話題を中心に、既存の考え方に代わる新しい思考を模索する。
日本のブルース普及に大きな功績を果たしたレコード、『RCAブルースの古典』。「1920年代~40年代ブルースのすべてがわかる究極のバイブル!」というコピーがつけられている通り、戦前のカントリー・ブルースを体系的に網羅した、ブルース・ファンが避けて通れないマストだ。
もう今から30年以上も前の話になる。弘前の中学生だった僕は、この『RCAブルースの古典』を買うために1年間小遣いを貯金し、やっとの思いをして弘前にある「タカムラ」というレコード屋で手に入れることができた。この『RCAのブルースの古典』は、当時LP3枚組みで、値段も6,000円か7,000円はしたはず。
当時の中学生にとって7,000円という金額は大金だ。簡単に手が出せる代物ではない。そういう意味では、『RCAのブルースの古典』は苦労の末に手に入れることができた忘れられないレコードだ。
家に帰って、針を下ろす瞬間のことを今でも覚えているから不思議。震える手でレコードに針を落とした瞬間、チリチリとした雑音の奥から聴こえてくる本物のブルース。それが、ローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリンの源流になっているサウンドにはじめて触れた瞬間だ。それまでマディ・ウォーターズを筆頭にシカゴ・ブルース一色だった僕が、よりプリミティブなブルースにのめり込んでいくきっかけになったレコードだと言える。
実はこのブログで、2007年はブルースが来るなんて書いておきながら、家に帰ってから不覚にも『RCAブルースの古典』を持っていないことに気がついた。おそらく、生活が苦しい最悪の時に売ってしまったのに違いない。これはマズイと思い、すぐに注文したのが早速今日届いたというわけ。
CDは2枚組みになって、価格も3,360円。安い。。。『RCAブルースの古典』が3,360円で手に入るなんて、なんていい時代になったんだろう。レコード同様、読み応えのあるライナーノーツもそのまま。このライナーノーツ、当時は破けるまで何度も読み返したっけ。
いずれにしても、こうやって『RCAブルースの古典』を無事手に入れることができた。いまも渋いカントリー・ブルースを聴きながらこのブログを書いています。
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