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モンタレー・ポップ・フェスティバルとジミヘン

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日曜日は休みにしようと思っていたのに、何だか昨日の流れで自然とパソコンの前に座っています。それにしても、最近天気悪いですね。今日は晴れるんでしょうか。晴れたら午後から外出する予定です。

ところで、休日は「”サマー・オブ・ラブ”を感じるための1枚」と題して、音楽の話題で盛り上がってみることにしました(もちろん盛り上がるかどうかは保証」できませんが)。そもそも、Web 2.0にも大きな影響を与えた(勝手にそう解釈しちゃってます)サマー・オブ・ラブとは、一体何だったんでしょうか。

サマー・オブ・ラブを一言で説明すると、「愛と平和とロックの時代」ということになります。時代的には、1967年~1970年くらいまで。サンフランシスコで興ったヒッピー・ムーブメントがその起源です。サマー・オブ・ラブを語る上で重要なのが、当時の時代背景。当時のアメリカは、泥沼化するベトナム戦争という、暗い影に支配されていました。そして、アメリカの若者も、陰鬱とした空気に蝕まれていたのです。夢が持てないアメリカ。そんな空気が、当時のアメリカ全体を覆っていました。

そんな背景の中で、サンフランシスコの若者を中心に、「ラブ&ピース」をスローガンに掲げた既存の社会や慣習に反抗するカウンターカルチャーが生まれます。それがサマー・オブ・ラブの原点です。

サマー・オブ・ラブを語る上で重要なのが、ロック・フェスティバルの存在です。1967年の夏、サンフランシスコのリゾート地モンタレーで3日間に渡って開催された、「 Monterey International Pop Festiva (モンタレー・ポップ・フェスティバル)」がサマー・オブ・ラブの始まりだと言われています。ロック・フェスティバルの歴史を語る上では、「ウッドストック」の方が重要なのかもしれませんが、サマー・オブ・ラブに限って言えば、モンタレー・ポップ・フェスティバルの方がはるかに重要な意味を持っています。

なんだか前置きが長くなってしまったので、そろそろ本題に入ります。今日の「”サマー・オブ・ラブ”を感じるための1枚」は、ジミ・ヘンドリックスの『Jimi Plays Monterey』を推したいところなんですが、残念ながら現在入手困難です。ということで、2作目のアルバム『Axis: Bold As Love』をお薦めします。あの「リトル・ウイング」も収録されている、1967年の名作です。

ジミ・ヘンドリックスは、モンタレー・ポップ・フェスティバルの象徴的な存在として語られることが多いのですが、やはりギターに火をつけて燃やすシーンが人々の印象に残ったからなんでしょうか。私がジミ・ヘンドリックスを一番最初に聴いたのも、モンタレー・ポップ・フェスティバルでの演奏でした。当時町に一件しかなかった輸入盤を置いてあるレコード屋で買った、オーティス・レディングとのカップリングによるアルバムでした。

当時サイモン&ガーファンクルやビートルズを聴いていた中学生にとって、ジミ・ヘンドリックスのサウンドは強烈過ぎました。じばらくの間、スピーカーの前から動くことができなくなるほどでした。それから、小遣いを貯めてはジミ・ヘンドリックスのアルバムを買い漁ったことは言うまでもありません。今思えば、初めてジミ・ヘンドリックスを聴いたのも夏でした。夏は、多感な中学生や高校生にいろんな思い出を残してくれます。

いやな事件が多い今だからこそ、あえて真面目に「ラブ&ピース」って叫んでみたくなります。晴れてきたので、これから本屋に出かけます。

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