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コミュニケーションは力よりも「型」を磨け! 【書評】ITエンジニアとして生き残るための対人力の高め方

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こんにちは、対人コミュニケーション大嫌いなおじさんです。日々上っ面でなんとかしのいでます。

そんなわたくしにピッタリの書籍を著者である田中淳子さんからいただきました。この場を借りてお礼を申します。

いや、まあ直接もお礼言ってますけどね。定型句として。

おそらく、コミュニケーションを難しいと感じている、もしくはそれすら考えてない人が多い傾向にあると思われるITエンジニア。

その方々に向けたコミュニケーションの指南書です。

ITエンジニアがコミュニケーションで悩むのはなんでか?

そんなもん、いつもいつも超論理的で言ったことだけを早く正確にこなすコンピュータばかりとコミュニケーションしているからに決まってます。

曖昧で、不確定な感情をもつ人間の相手なんてめんどくさくてやってらんないんですよ。

とは言え、そんなんではやっぱり仕事がうまくいかないんですよ。

技術者集団でサービスリリースして大当たりするなら別でしょうけどね。

では、そんなめんどくさい所業をどのようにしてものにするか。

本書には、その型が満載です。

コミュニケーションの技術基盤は「受け入れ」「共感」「切り返し」

ちょうど最近、僕もブログでコミュニケーションについて書いたところです。

いつまでも仕事がなくならない人は無意識に他人を拒否ってるって気づいてます?:IT向上化計画:オルタナティブ・ブログ

上記のブログではコミュニケーションは型でなんとかしようという、まさに外面磨きのすゝめをしたわけです。

本書では、じゃあどういった型を持てば良いのかということが詳しく書かれています。

ほんと、目次を読んだだけで首を縦に何度も振りました。ヘヴィメタを聞いている時以外ではだいぶ珍しいことです。

で、コミュニケーションの大雑把な型としては、「受け入れ」「共感」「切り返し」ができていれば結構うまくいくと思うんです。

例えば P. 75 「自分たちの考え方を押し付けない」なんていうのはそのまんまの話で。

お客様からすれば、技術的にどうかより、自分たちのビジネスがどうなるかということのほうが関心は高いということを忘れてはなりません。

はいそこ、「そういうビジネスだってIT技術の上に成り立っているんだろ。」とか反論しない。

ビジネスがIT技術の上に成り立っているとしても、相手はIT技術の上にはいないんですよ。生身の人間ですから。

今の時代コンピュータだって人間に寄ってきているんですから、そんなこと言わずに人間相手のスキルを学ぶことが大事です。

今までどおりのやり方をしていたらそのうちコンピュータにキレられるとかね。笑い話にしてられるのは今のうちじゃないですかね?

二次元が裏切らないのもあと数年だろうな。

それはさておき、もしあなたが、急に振る舞いを変えるなんて... と思っているならば、少し視点を変えてみてはどうでしょう。

フレームワークを使うがごとく、コミュニケーションの型を使い分ける

ITエンジニアならフレームワークを使いこなしている人も多いことでしょう。

フレームワークだって、そもそもそのもとになるプログラミング言語だって現場によって、要求によって使い分けているはず。

適材適所、道具を使い分けているだけであって、使っているフレームワークであなたの人間性が動向という話にはならないでしょう。

それと同じで、コミュニケーション フレームワークを相手や現場に応じて使い分けるという視点を持つとだいぶ楽になるんじゃないでしょうか?

え? 他のフレームワークに浮気するなんてできっこないって?

そうですか。

型と他人の経験から学ぶ

本書では、コミュニケーションの型を紹介するだけでなく、実際の事例を元に、悪例と改善後の比較も書かれています。

この辺りは共著者の都川信和さんの経験がふんだんに生きているのでしょう。

人のふり見て我が振り直せと、昔の人は言いました。

こうして他人の姿を見ることで、自分に当てはまる例を客観的に確認できます。

一通り読み込むことで、抽象的な型と具体的な例を比較していけるので、著者の意図するところを読みやすくなっています。

人間性がどうとか、自分はコミュ症だとかクズ野郎だとか落ち込んだりひねくれたりする前に、こうした型を身につけましょう。

上っ面だけでもよくしておけば結構うまくいくもんです。

どうしても時間がない人は「はじめに」と目次を読むだけでもいろいろと理解できると思います。

冒頭のこの2つがうまいことつながっているので、それだけでも価値ある書籍だと思いました。

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