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人は合理的に判断できない-iPhone 4買う?買わない?

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ごめんなさい。「人は」なんて大きく出てしまいましたけど、私の話です。私の「iPhone 4を買うか否か」の判断の話。

私は今までiPhoneを持ったことはありません。ずっと気にはしてきましたが、欲しい気持ちが高まる度に

「お前は通勤経路が全部地下鉄じゃないか。iPhone買ったとしてもどうせ電波が届かないから、通勤中にWebが楽しめるわけじゃないんだぞ」
「iPhoneはバッテリーの持ちが心許ないって聞くだろ?バッテリーがもたない携帯なんて、外付けバッテリーで充電することさえもめんどくさがるお前にとっては致命的じゃないか」

などと自分を「お前」呼ばわりした上で言い聞かせ、気持ちを落ち着かせてきました。

が!もうダメですね、今回は耐えられそうにありません。WWDCで発表されたiPhone 4に関する記事をあちこちで読むにつれ「よし、買おう!」という気持ちがどんどん盛り上がり、もはや止まらないところまで来ているような気がします。上に書いた“気持ちを落ち着かせる呪文”のうち、2つ目はバッテリーが伸びることである程度解消はされるでしょうが、1つ目に関してはなんら状況が好転するわけではありません。でも、そこは物欲の魔力、論理を超越する何かが働くんですね(笑)。

iPhone 4、事前にルックスがリークされていたことや、4月の時点でiPhone OS4(本日の発表でiOS 4に改称)が発表されていたこともあってか、意外と冷静な受け止め方も多いようです。「解像度が上がって、カメラの画素数も増えて、従来よりも薄くなって、バッテリーの持ち時間も筐体の強度も増して、ってこれらは全部数値が上がりましたってだけの話だよね。テレビ電話ができるようになったって言うけど、前からできた機種はあるし、LEDフラッシュなんて今まで無かった方がおかしいくらいだ」みたいな。確かに冷静に判断すればそういう見方にもなるのでしょう。私もバッテリーの話に無理矢理依拠しなければ、iPhone 3GSは買わなかったのにiPhone 4を買おうと思ってる理由を説明できません。(実際、バッテリーに関しても、一日まるまる使っても切れる心配を全くしなくてよくなったかというとそういうわけでもないと思うので、ロジックとしては無理があると思っています)

うーん、でも欲しくなっちゃったんだよなあ。これって一時的な盛り上がりってやつでしょうか?予約開始までの1週間、自分に“呪文”を言い聞かせて判断を迫る日が続きそうです(笑)。

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