Nokiaを待ち受けるもの
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Nokiaが予想通り、最新のEシリーズを発表した(ニュース記事はこちら)。QWERTYキーボードを搭載し「BlackBerry」ライクな外観を持つ「Nokia E71」とスライダー式「Nokia E66」。共にHSDPAをサポート、やっと3G機種を出したAppleに対し、技術力を見せたかに見える。
これまで、韓国と日本は別として、スマートフォン市場は携帯電話で先行した欧州が世界のトレンドを牽引してきた。だが、ビジネス層で必須とされた「BlackBerry」(カナダRIM)に加え、「iPhone」で昨年、北米のコンシューマスマートフォン市場に火がついた。iPhone 2.0とSDK、AppStoreは、iTunes StoreとiPodのような効果を生む可能性がある。さらには、GoogleのAndroidも控えている。
SymbianやNokiaは今後、これら北米式スマートフォンと戦うことになる。Nokiaは北米のシェアが低いことから、北米での攻防戦というよりも、欧州とアジア市場で築いた地位をいかに守るかになるのかもしれない。
iPhoneは、初代こそ欧州では米国ほど成功しなかったようだが(このあたりを参照)、あのAppleである。3Gモデルに付くという199ドルという価格は、かなり魅力的だ(Nokiaの最新機種、E71とE66はともに予想価格350ユーロ)。
Nokiaは今年、フラッグシップ端末N95の後継機も投入する予定で、今年の後半はスマートフォン市場の転機になる気がする。
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