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EUが検索エンジンプロジェクトに850万ユーロを投資、Quaeroはどこに行く?

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欧州連合(EU)が、「Pharos」という検索エンジンプロジェクトに850万ユーロ(約12億7500万円)を投資するようだ。

欧州の検索エンジンプロジェクトというと、フランスとドイツのプロジェクト「Quaero」があるが、昨年末、ドイツ政府はQuaeroから手を引き、自国のプロジェクト「Theseus」を支持する意向を発表したことが報じられている。Quaeroは2005年に発表されたマルチメディア検索エンジンプロジェクト。フランスとドイツのプロジェクトといわれていたが、Thomsonをはじめ、France Telecom、フランスの国立研究所INRIAなどフランスの企業や団体が中心となって進んでいるようだ。なお、ドイツ政府はQuaeroから手を引く理由として、技術的に方向性が異なるとしている。Theseusはセマンティック検索技術の研究開発プロジェクトとなる。

今回EUの予算を獲得したPharosは、ノルウェイのFast Search&Transferのプロジェクトで、視聴覚(オーディオビジュアル)の検索エンジンを開発する。現在、9カ国から13のパートナーが参加しているという。方向性としてはQuaeroと重なりそうな気がするが、となると、Quaeroは今後どうなるのだろうか。

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