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仏初のHSDPAがスタートへ、端末はSamsung

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仏2番手の携帯電話オペレータSFRが5月10日、HSDPA商用サービスの開始を発表した。まずはリヨンなど5都市で、法人顧客向けにデータカード「SFR Acces Distant 3G+」を提供する。首都パリは、6月中旬に開始の予定だ。通話サービスおよび全国展開は7月1日より。端末は韓Samsungの「Samsung ZV50」。

伝送速度は、現在最大1.8Mbpsを実現可能で、2007年には3.6Mbpsを達成したいとしている。カバーエリアは今後少しずつ拡大し、9月には人口の38%を、2007年末には70%以上をカバーする計画という。

同社は2004年11月、フランスで初めて3Gを開始したオペレータで、今年1月に3G加入者が100万人の大台に乗っている。フランスでは同社のほか、最大手Orangeも3Gを提供している。同社は3月よりHSDPAのパイロット実験を行っており、HSDPAを「3G+」としてマーケティングするようだ。

欧州では、昨年秋よりHSDPAのサービスが各地ではじまっており、英国やオランダなどの西欧地域のほか、エストニアやチェコでもサービスがはじまっているようだ。

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