AWSセミナーに参加してきました。
本日はベルサール汐留にてアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウドアドバンテージセミナーに参加してきました。
会場は満席でサテライト会場も用意されておりました。東京リージョンのOpenもあり、非常に大きな注目を集めていたようです。
特別セッションでは、VP Sales WWのDaniel Powers氏が講演。彼は元IBMでクラウド事業のVP Salesを担当。
定番のAnimotoの事例などを交え非常にジェネラルな内容をプレゼンしていました。
2000年当時、Amazon.comが27.6億ドルの売上だった時に必要なリソースと同等のものをAWSは毎日追加しているという説明には、多少なりとも驚きを受けました。
何度も繰り返していましたが、クラウドのメリットはPay as you goモデル(使った分だけ課金)、スケールアウト、スケールダウン、スピード。
コスト面よりもスピードこそが最大のメリットとも言われています。
従来のモデルでは、何かサービスを始めるためにサーバを準備しようと思うと、ベンダーに発注して、構築してで何やかんやで2ヶ月、3ヶ月なんてあっという間です。
AWSならわずか10分足らずでインスタンスの追加が可能です。
インフラがボトルネックにならずにサービスを開始できるのは競合に先んじるには非常にメリットがありますね。
続いて、日本の誇るAWSエバンジェリスト玉川さんのプレゼンです。
今回の東日本大震災を受け、BCP、DRを改めて考え直す企業、自治体が増え、非常に問い合わせが増えているようです。
バックアップサイトをAWS上に構築しようとする企業が増えているようですが、検討の過程で従来のオンプレミスやホスティングなどよりも優れているという評価を受けて、逆にAWSのサイトを本番系にしようとする企業もいるようです。
東京リージョンということで、「東京ならDRサイトとしては不向きだな」と思われている方もいるかもしれませんが、実際は「東京」という名前だけで地方にもDCがあるので安心ですね。
玉川さんのプレゼンで面白かったのが、
「夏までに何とかしろ!」
確かに電力消費のピークが夏に来ると言われており、それまでに何とかしなければいけないと焦っている企業は多いと思います。
「夏までに何とかしろ」はIT業界の今年の流行語大賞になりそうです。
CooKPadの事例も興味深かったです。
CookPadの月間アクセスのピークって何月かご存知ですか?
二月だそうですよ。
バレンタインデーがあるからですね。
クラウドを活用すれば、ピーク時を想定したインフラの投資をする必要が無く、過剰投資を回避することが出来ます。大きなメリットですね。
日本でも徐々に実績が増えつつあるクラウド。
大きなパラダイムシフトが起こりそうです。