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iPhoneとGarageBandだけでやってみたビートルズ「Yes It Is」

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 いろいろ試してみたけどけっきょくはここ、GarageBandに戻ってくる訳ですよ。この長く曲がりくねった道に。

 iPhone用のDAWをいろいろと試してみたものの、やはりGarageBandの高機能さに太刀打ちするのは難しく、もう全部ガレバンでいいじゃん、ということに。1.1でiPhoneに対応してくれたのを幸いに、iPhone版GarageBand 1.1で1曲仕上げてみました。テストテスト。

 曲は、ビートルズの「Yes It Is」。なんでこの曲にしたかというと、この曲が6/8だからなんですね。GarageBandの1.1で、3/4とともにサポートされたので、こういうロクハチのバラードが、簡単に使えるようになったのです。パチパチ。あとは、1.1の新機能を試しつつ、iPhoneでどういうふうに実装されているのかをiPadの違いを確かめながら使っていきました。

 ボーカルは全部で4つ。リード(ジョンのパート)はダブルトラッキングで、残りがコーラス。です。コーラスのポール、ジョージのパートは、リードボーカルにひっぱられてなかなか音程が取れないので、ピアノトラックを2個使ってガイドメロディーにして録音。そのトラックは後で消しました。8トラックフルフルだったので。オーディオレコーダーについては特に改良点はないようです。

 ギターはスマートギターのAUTOPLAYを使用。6/8に合わせたアルペジオ、コードストロークになっているので、これをそのまま使いました。使うコードは足りないものがあったので、1個をカスタムコードに。最後はそれでも足りないのでもう1つカスタムコード。途中でカスタムコードに変えても、レコーディングした部分は変更されないので、ライブ演奏でなければ事実上問題なしです。

 ベースは指板を表示させて、手弾きしました。フレットは8まで。これはiPadと同じですね。画面が小さい分、フレット、弦の間隔がかなり短いのですが、弾けないほどではありません。

 ギターのバイオリン奏法の部分は、ボリュームオートメーションがないので、アナログシンセでアタックを遅くして代用しました。音色はわりと似たのではないかと思います。

 そのほかに気づいたのは3つ。まず、ソングセクションの長さが最大320まで拡張されたこと。以前のバージョンでは32までだったので10倍! これなら1つのソングセクションで十分に1曲をまかなえます。

 もう1つは、iPhoneではどうもアンドゥができないようなのです。やる方法がどこかにあるのかもしれませんが、そのせいで大きなミスをして、歌い直すことになってしまいました。※コメントでシェイクだと伺いました。ぼくも振ってみたんですけど、よくわからないんですよね……。もっとしっかり振ってみることにします。

 そのミスを引き起こしたのは、iTunesに書き出したオーディオファイルを、トラックに呼び込めるようなので、その実験をしたからです。トラックを1つ上書きしてしまったのですが、それを取り消しできなかったのです……。

 とはいえ、この書き出しからトラック読み込み機能のコンビネーションは、バウンスみたいなもんですね。これでトラック数を稼げます。以前は、非圧縮ファイルしかループとして読み込みできなかったのですが、1.1からはAIFF書き出しができるようになったおかげでできるようになったわけです。

 というわけで、かなり使い勝手がよくなったGarageBand 1.1。そのほぼフル機能がiPhoneで使えるようになったわけです。しかしやっぱりiPhoneが楽器ですよね。はい、そうだね。スティーブ。Yes It Is.

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