MIKUBOOK.comは何を狙うのか
ANIME EXPOの基調講演で、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤社長が発表した新しいサービスMIKUBOOK.comを試してみた。
この発表内容については、現地からのtsudaりをTogetterでまとめておいたのでそちらを参照していただきたい。
「初音ミクLA公演現地組の情報まとめ」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/156564
posted at 03:27:24
ここから、MIKUBOOK.comを試してみた感想。まだvery early betaとあるのでいくつか不具合もあるようですが、レコメンデーションはちゃんと機能しているようです:
MIKUBOOK.com、Facebookからのサインアップでエラーがでるので、Twitter認証に切り替えた
posted at 09:22:01
MIKUBOOK.com:登録の第3段階で、好きな曲を選ぶ。すると、おそらくその曲に基づいてレコメンデーションが行われる仕組み
posted at 09:31:12
MIKUBOOK.comはYouTubeの動画にひもづいていて、ここを通してつけたFavとコメントで上位曲、レコメンデーションを行っていく仕組み。YouTubeにたくさんのボカロ曲があるけど、それ以上に広がりにくい状況をうまく打破する可能性がある
posted at 09:35:48
MIKUBOOK.comって、正規投稿じゃなくてもよくて、というか転載がほとんどなのかな。で、MIKUBOOK.com内ではボカロPによる検索もできない。検索できるのは曲名だけ。ほんとに曲だけのフラットな世界
posted at 09:55:59
MIKUBOOK.comは、YouTubeやニコニコ動画などの大規模動画サイトの情報を利用しつつ特定コンテンツが盛り上がるようにするためのモデルとなるかもしれない。「どの動画を選ぶか」をどの程度自動化できるかが問題だが。MIKUBOOK.comはハンドピックかな?
posted at 10:20:49
ボカロPや聴き専が、自分の好きなYouTube動画をここに投稿できたり、推薦できたりするといいですね。その際にはある程度の審査が必要になるかもしれません。また、動画からiTunes StoreやAmazon MP3へのリンクもあったほうがいいでしょうね。
参加者同士の交流ができると、さらにおもしろいものになるでしょう。このあたりは既にPIAPROで実績があるので、今回のYouTubeマッシュアップと組み合わせればなかなかいいものになりそうな気がします。あとは、これとニコニコ動画英語版がどうからんでくるかですね……。
クリプトンは米国におけるミク現象でソーシャルをなんとかするのが使命だと認識済み。Facebookのファンページを使った交流の次は、YouTubeにおけるボカロ動画のとりまとめとファン投票システムとしてのMIKUBOOK.com。PIAPROの英語版はさらにその次かな? ファンが作成した英語歌詞などとボカロPを結びつけるシステムとかがPIAPROをベースにできれば、ボカロPの海外進出がさらに加速すると思うのですが、そのためにはライセンスを海外向けに整備しないといけないし。やることはまだまだたくさんありそうですね。