iPadでギター、ベース、ドラムの3ピースバンドができる「Band Simulator」がすごい件
すごいアプリが出てしまった。ギター、ベース、ドラムのiPadシーケンサー「Band Simulator」だ。
ギター部分だけでこんな機能:
・音色はDrive,Cleanの2音色
・開放弦〜22フレットまでフルサンプリング
・ミュート、ブラッシングノイズ、音を切った時のノイズも収録
・Driveは366サンプル 72MB
・Cleanは288サンプル 74MB
・ベロシティ、テンポ、ストロークの音符の長さによりリアルタイムでピックが弦にあたるタイミングを計算しながら再生
・奏法はノーマル、ミュート、ハンマリング、プリングオフ、ブラッシングを指定できる
・入力方法は属性指定、フレット指定でフルコード、ハイコード、パワーコード、オクターブ、シングルトーンで入力
・属性、オフセット、タイプ、ベロシティ、ピッキング(ダウン、アップ)演奏スタイル、フレットポジション、ストロークの長さ、サウンド(Clean,Drive)、各弦のオン、オフを編集可能
ベース、ドラム部は、既にあるiPhoneアプリ「PowerBeat Plus」とほぼ同じだそうです。ただし、iPadになっているので画面が大きくなり操作性はよくなっているのではないかと。
価格は1800円とかなり高価(iPadアプリとしては)ですが、これだけの機能が詰め込まれているのなら納得です。容量はサンプリング音源のせいで210Mバイトと大きいので注意。解説ページはこちら。
ひょっとしてRealStratとかReaLPCみたいなギターシーケンサー的な位置づけでしょうか? ぼくは持っていないので比較はできないのですが。
とりあえず買ったので、これから使ってみますね。App Storeへのリンクはこちら。
で、試してみたわけですが、すばらしいです。ギターはコードを指定しておけば、コードフォームをスライドでフレットの下から上までスライドで指定でき、押さえる弦、ミュートポイント、アップダウンのピッキング指定もできる。DAWでも可能なことでしょうが、これをマルチタッチインタフェースでできることのすばらしさ。バンド的アプリならばこれだけでできちゃいますね……。すごい時代になったものです。これならばGarageBand for iPadが出たとしても生き残っていけるのではないでしょうか。
動きだけでも伝えようと、ムービー撮ってみました:
カッティングやアルペジオのパターンをまず配置しておいて、そこにコードを乗っけていくというやり方で簡単にバンドシーケンスができてしまいます。なんとお手軽にバンドサウンドができてしまうことでしょう。これでVOCAROCKひとついっちゃうかな(笑)