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iPad電子出版プラットフォームについて(Twitterまとめ)

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 きょうは、講談社が京極夏彦の「死ねばいいのに」をiPadアプリとして出版することを発表。アプリ自体がどのようなものか、販売形態がどのようなものなのか、記事を読んでもわからなくてフラストレーションがたまってしまいました。記者発表行けばよかったなあ。

 いまわかっているのは、iBookstoreじゃなくて、独自開発のビュワーを持ったアプリ。縦書きでルビあり、というところくらい(Internet Watchの記事から推測)。あとは価格か。最初は700円(朝日は消費税込みで735円という報道)と、紙の書籍の半額以下、といったところ。発売日はiPadの国内発売に合わせて。これまでの流れだとビュワーアプリはボイジャーということになるんだけど、実際はどうでしょう。どこかに情報あります?

 ちなみに写真を拡大してみると、「小説を読む」のほかに、「映像を観る」「感想を送る」というのがあります

 日経パソコンの記事がいまのところもっとも詳しいもののようです(京極氏と野間副社長のコメントはほぼフルテキスト?)。京極氏のコメントとして、「今回は、講談社の関連会社が作ったリーダーアプリを使っている」というくだりがありました。

 というわけで、iPadの電子出版プラットフォームについてきのうツイートした、そのtwilog.orgまとめです。なにかの参考になれば:

電子出版社は、iPadという共通プラットフォームでアプリ、Webコンテンツと競合することになる。これで極端に厳しい制限とかがなくなっていくといいな
posted at 09:27:52

iPadでは、iBookstore、Kindle、NTTソルマーレ、ソフトバンククリエイティブ、eBookJapan、理想書店(ボイジャー/セルシス)、マガストア(ヤッパ)、i文庫HD(青空文庫)、電子貸本Renta!(パピレス)、Booker's(ACCESS)あたりかな
posted at 09:55:07

電子書籍の必須機能:しおりを含めた複数デバイスでの同期、オンラインロッカー、最適化されクリック数の少ない購入、立ち読み。立ち読みに関してはKindleとiBooks最強。マガストアはぼんやりしたサムネールだけ
posted at 10:02:17

デバイス台数しばりがきついと、一家に複数台のiPhone、iPadがある場合に超不便。その場合はiBookstoreとKindleしかない。デバイス台数はeBookJapanもマガストアも厳しすぎる。Kindleが日本語コンテンツを出してきたときにはあっさり敗北してしまう
posted at 10:03:06

ユーザビリティを損なうのは第一に購入体験とデバイス台数制限。このあたりを電子出版社は考える必要あり。なぜiTunes Storeにほかのオンラインミュージック販売業者が敗北したのか、ちゃんと考えないと
posted at 10:06:24

マガストアはSPA!人気の特集記事1本で230円はもうやめたほうがいい。あれは電子書籍が高いという負のイメージしかない。扶桑社にとってもマガストアにとってもマイナスではないか
posted at 11:04:29

電子書籍プラットフォームについてもう1つ。購入をアプリ内から行わないメリットの1つにAppleが認可しないコンテンツを配信できることが挙げられる。購入をSafariから行うことでApple検閲を回避できるのだ。エロはユーザビリティに勝る。eBookJapanとRenta!の強味
posted at 12:42:19

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