初音ミクAppendの完成度は驚きだった
またVOCALOIDの記事を書きました。
・「感情」を獲得した初音ミク――「ダーク」「ソフト」でうたってもらった
下の記事でレポートした初音ミクの新しい声、Appendの2つの声をDTMマガジン付録でゲットしたので試してみたものです。
初音ミクAppend、ほんとによく調整されたVOCALOIDデータベースです。クリプトンすごいですね。3つの声を同時に歌わせたときの親和性の高さときたら。もうこれをデフォルトにしようかと思うくらい(おおげさか)。
残りの3種類は、very soft、vivid、solid。できたら全部でてほしいなあ。単体ではうまく使えなくても、適度にブレンドしたり、ワンポイントで使うとか、いろいろな応用はきくと思うので。DTMマガジンでの佐々木さんインタビューで、コミュニティからの反応を心配していることが書かれているけど、この品質ならば文句はでないと思う。
NetぼかりすからずっとVOCALOIDの「使ってみました」記事を書いているわけですが、そこで使うためのオリジナル曲をでっちあげる必要があります。今回は±(ぷらすまいなす)というスローな女性視点の歌を用意したのですが、実はこれ、もともとは初音ミクAppendで使うことを想定して作ってあったもの。very soft、soft、darkというのが出るという話だったので、スローテンポな曲を用意しておいたほうがいいと思い、標準の初音ミクだけ作っておきました。
結果的に、その後に予想外にリリースされたAHS向けの比較曲として先に使ったので、「初音ミク」「歌愛ユキ」「開発コードmiki」「初音ミクAppend soft」「初音ミクAppend dark」「初音ミク + soft + dark」の6バージョンを作ってしまいました。やりすぎですね。でも、そのレファレンス効果で最初の「初音ミク」がさきほど1万再生を超えることができました。ニコニコ動画の±は、ここにまとまっています。
ついでなので、±の動画だけエンベッドしておきます。歌声の比較用にどうぞ:
で、very softは同じ曲を使えばいいだろうけど、vividとかsolid用にはアップテンポなのもあったほうがいいよなあ、と思ったり思わなかったり。
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