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CitroenのAR広告を試してみた

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 CitroenがAR(拡張現実)を使ったWeb広告を始めました。

 この広告は、Citroen DS3を宣伝するもので、AR技術を提供しているのはTotal Immersion。

 ここに使われているのは、ARToolKitでも有名な、ビデオカメラでマーカーを画像認識して、そこに3Dの物体を表示させる技術。Total ImmersionのWebプラグインアプリ「D'Fusion」をインストールし、同じページにアクセスすると、手に持った紙(Citroen DS3の車体、ハンドルが印刷されている)の上に車が表示され、回転します。車体の色もときどき変わります。

 YouTubeにビデオを投稿しておきましたが、なかなか精緻な3Dモデルです。マーカーを動かしたときの追従具合も良好。

 このAR体験をするには、

・マーカーの紙を印刷する
・アドイン「Total Immersion D'Fusion Web」をインストールする
・ブラウザをいったん終了
・ブラウザを再立ち上げする

といったプロセスが必要なのですが、ブラウザでできるというのは手軽だし、いったんインストールしちゃえば、後は別のAR広告も手軽に見えるようになるはず。

 できればほかのAR広告もこのプラグインで見てみたいですね。

 iPhone 3GSで撮影したAR広告の動画をさっそくYouTubeにアップしてみました。Safariではうまく動作しませんでしたが、Firefoxは動きました。ただし、起動に数分かかってしまったのが広告として見た場合には弱点かなと思います。モデルが複雑なせいもあるのでしょうけど。

 このブログを読むと、ドライビングゲームなどのおもしろいアプリが可能なようなので、後で試してみますね。

 自動車のAR広告ではMINIが先行していたようですが、こちらはWindows専用。今回のTotal ImmersionのソリューションはMacでも使えるので、幅広いユーザーに見てもらえそうです。

 ARインタラクティブ広告については、ADKインタラクティブ総研がまとめてくれています:
AR広告元年の予感

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