「そろそろ初音ミクのライブを見たい」から20カ月。ようやく現実のものに
ITmedia Newsのトップ10記事を読んで、デジャ・ヴュ的ななにかを感じました。
自分のブログを「初音ミク」「ライブ」で検索すると、「そろそろ初音ミクのライブを見たい」というエントリーに行き当たりました。2007年の12月18日の記事。なんと、「初音ミク、JASRACデビュー」の翌日に書いたものです。
もしも初音ミクのライブがあるとしたらどんな技術、インフラが必要になるのかを考えてみました。で、冒頭の、「まず著作権クリアしなきゃだからJ-WIDで調べて」に戻るわけです。
実体がないのにライブができるのか、という疑問には、すでにGorillasが応えています。
見ていない人はYouTubeあたりで探してください。
アニメでしか存在しない仮想バンド、Gorillasはグラミー賞のスペシャルライブでマドンナと共演しました。3DアニメーションのGorillasメンバーがマドンナとクロスするところは「いったいどうやってんの?」という感じです。
初音ミクの場合、だれと共演させるの、という問題はあると思いますが。
現在のミクPVラインアップでは、同じ楽曲で複数の優れた映像が上がっている場合があるので、ベース楽曲が同じものはマルチスクリーンで同時に写しだすというのもおもしろいかもしれません。天井まで使うとさらにいいかも。首が痛くなりそうですが。
MCは、リアルタイムモーションキャプチャを藤田咲さんに装着していただいて、動きつきでしゃべっていただくと。
ダンス(があるとすれば)は、やはりモーションキャプチャで。
歌の部分は、リアルタイムは難しいかもしれませんが、多数のPCを切り替えながらReWire、VSTiを駆使してやってもらいます。バックヤードにはそのための訓練を重ねたリアルタイム「ミク」オペレーターが多数。
アニメロのライブでは、生バンドにあわせて3Dミクをプロジェクタに投影したものを同期させる、というわりとシンプルなものでしたが、JASRAC問題を乗り切った「みくみく」が披露され、さらにはアニメ化が決まった「BRS」も演奏。できるならその場にいたかった、と思わせる盛り上がりでした。
次はやはり、20カ月前のエントリーで書いたように、リアルタイムモーションキャプチャで動いてもらいたいですね。それは藤田咲さんではなく、Project DIVAの中の人(骨の人)である小倉唯さんにやってもらうことになるんでしょうね。