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インフォテリアの「Handbook」はiPhone版HyperCardになれるか?

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 iPhoneアプリが開発可能になったとき、友人の何人かから出てきた話が、「HyperCardみたいなものができないか」というものでした。

 しかし、iPhone SDKの制限により、スタックを配布することは難しく、インタープリタ的なものを作ることも制限されているため、「だめだろうな」との意見が大勢を占めていた記憶があります。

 そこに飛び込んできたのがインフォテリアの新製品&サービス「Handbook」(プレスリリース)。

 これは明らかにHyperCardを意識したネーミングですね。Hで始まって、Cardのかわりにbook。Hyperを、ハンドヘルドにもたらしたということで、Handに置き換えたと思われます。

 目的としては、マニュアルやカタログをオーサリングソフトの「Handbook Studio」で作成し、それを無料のiPhone用ビュワー「Handbook」で見るというもの。

 コンテンツは階層化が可能で、動画、音声再生もサポート。ネットにあるコンテンツのブラウズも、アプリ内にダウンロードすることもできるようです。

 iPhone 3.0のコンテンツ課金にも対応ということで、ビジネス利用の道も開かれています。

 気になるオーサリング環境「Handbook Studio」は月額2万1000円からと、ちと高価です(年間だと21万円)。これはなんとかならんかなあ。500Mバイトのストレージが用意されているようですが、1カ月だけ使って、その後は契約しないとかしたら、ネットからのダウンロードはできなくなってしまうのかしら。

追記:ITmediaに記事が載ったので追加。実際にはAuthorwareっぽい感じなんだろうね。

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