日本のデジタル音楽業界は「OTA比率が異常に高い」と米アナリスト
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タイトルは釣りです。でも、嘘ではありません。
JupiterResearchのアナリストであるマーク・マリガン氏らがまとめた調査レポート「Digital Music in Japan」によれば、そういうことだそうです。
このレポートはクライアントからの強い要望によって実施されたもので、日本のデジタル音楽業界が持つ、非常に特殊な市場性を調査。ガラパゴス日本のモルモットorカナリア的な先進性が、これからの業界の行く末を占ううえで重要と判断されたのでしょう。
同レポートによれば、日本のデジタル音楽売上でモバイルが占める割合は91%と非常に高く、欧州と比べるとOTAの市場は3倍以上だそうです。
たしかにそうですね。そりゃあOTAは多いし……。
……えっと、このOTAはOver The Airの略です。すまんそん。
しかし、これだけ着うたに頼っているということは、iTunes Storeにソニーミュージックが戻ってくることはなさそうですな。さらにソニーミュージックとの統合によりBMGも脱退するとか最悪のシナリオも現実的になってきました。
このレポートでは、日本におけるOTAの成功と欧米でのPCダウンロードの低調さを対比させてますが、このレポートをもとに4大レーベルがデジタル戦略を転換するようなことになったら……。
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