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iPhoneの超お手軽楽器に変身させる「Band」を試してみた

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 Moo Caw MusicのiPhoneキラーソフト「Band」がようやくインストーラでダウンロード可能になったので、さっそく試してみました。

 その前に解説を。「Band」というのは、iPhone/iPod touch専用の楽器演奏ソフト(もちろんjailbreak必須)なんですが、楽器別のインタフェースを持っており、ドラムならばドラムの形やパッド、ベースは4弦とフレットのある形、ピアノはまさにピアノの形と、それぞれのUIを持たせた統合ソフトとなっています。

 これらがそれぞれにレコーディング機能を備えており、これを使うことでMTRのように手軽に多重録音が可能になるのです。詳しくは、Not Renewalさんの解説をどうぞ。

 その中で異彩を放つのが以前に紹介した「12 Bars Blues」。デモがとてもステキだったので、再現したいなと思い、やってみました。キー固定、テンポ固定なので、バンドとバッキングパターンをバンドと合わせるのはつらいかな。ブルーススケールでのギターソロはチョーキングもできて、まあ使いでがあるので、キーが合う場合にはいいかも。

 ドラムとギターのバッキングをあわせるのはタイミングがけっこう難しくて、ドラムが遅れたりギターが遅れたりだけど、それはバンドではよくあることなので、アリ、かな。

 それよりも、新しく追加された「楽器」に、サンプラーパッドが2種類あり、それぞれエレクトロサウンドとダフト・バンクのフレーズがマッピングされてます(いいの?)。これがけっこうおもしろく、KAOSSILATORやDS-10との相性はよさそうです。両方ともサンプラーの機能がないので、iPhone Bandと組み合わせるとけっこういけてるバンドの出来上がりですよ。

 この追加「楽器」が自分でも作れるようなら、IKUZOサンプラーや初音ミクサンプラーを追加したいと思います。前に、Pianistの音源を初音ミクに入れ替えたことがありましたが、「Band」では、Pianistが「Grand Piano」にバージョンアップし、打鍵のリリースタイミングを判断してくれるので、以前よりも使いやすくなっています。二段鍵盤になったし、やってみる価値はあるかも。

 週末は「Band」三昧になりそうな予感。

追記:初音ミク版は作ってしまいました。
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