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「iPhoneはソフトバンクから説」を考えてみる

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 iPhone 3Gの発表へ期待が集まる中、世の中の趨勢はほぼ「ドコモで決まりだろう」だったわけですが、ここへきて風向きが違ってきているようです。5月27日、Wireless Watch Japanがソフトバンクモバイルから出るのではという予想記事を書いたのと、PC Watchのコラムで本田雅一さんがやはりソフトバンクモバイル説を出しています。

日本版iPhoneの登場がもたらすもの:本田雅一の「週刊モバイル通信」

 これまで、ソフトバンクモバイル説の根拠として、ディズニーでのMVNOの経験、孫社長によるトップダウンの意思決定というのが挙げられていましたが、本田さんはそれ以外に料金プランの柔軟性による、iPhoneの見かけ料金を安くできるのではんという予想をしています。

 つまり、iPhone版スーパーボーナス。

 消費者が目にする販売代金と、それに適した料金プランを提示することで販売台数をキャリアの規模よりも底上げできるというプレゼンテーションがApple相手にできたとすれば、たしかにiPhoneを獲得できる可能性は高まるでしょう。ジョブズとの交渉の場でさまざまなプランをシミュレーションしながら次々に提案する孫さんというのも目に浮かびますし。

 また、本田さんが指摘しているように、Yahoo! Japanが展開しているサービスをiPhoneに組み入れるのは、ドコモのモデルよりも容易なことのように思えます。あんまり関係ないかもしれませんが、既にiTunesはYahoo! Musicに組み込まれていますしね。

 個人的には、Yahoo! VideoのサービスがiPhoneにやってくると非常におもしろいです。

 ただ、ひとつ気になるのがデータ定額に関することです。iPhoneユーザーが使うトラフィックというのはキャリアに対して相当な負担を強いることになるはずなんですが、現時点でデータ定額制にフルコミットしていないソフトバンクモバイルがどのような対応をするのか、ということ。iPhoneを獲得するためにあえてデータ通信に余裕を持たせている、という見方もできますが。

 どちらに転んでも、わが家にiPhoneがもう1台増えることは確実。その画面の左上がDoCoMoになるのかSoftbankになるのか、来週か再来週にわかることになるのでしょう。

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