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鏡音リンに、「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」と言われたので

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 「サ行がうまく発音できない」とか「声がすぐケロる」とか「音量がふぞろい」「鼻声」とかいろいろ言われている鏡音リン・レン。しかし、2ちゃんねるの某スレを見ていたら、

ピーキーすぎてお前には無理だよ」と言われないように精々精進するしかないわな

と建設的な意見が。

 このじゃじゃ馬をうまく調整している人たちの手法は、以前書いたように、DYNなどの各種パラメータを細かくコントロールするとか、コンプを大々的にかけまくってそろえるといったものですが、細かいコントロールで調整しようにも、こちらはCrossOver Macの不完全実装なので調整画面が見えない状態で一筆書きしなければなりません。

 そこで、このピーキーすぎるマシンボイス対策として、こういう方法があるんじゃないかと思いついたのが、ハードウェアの導入。

 もうやっている人はいるんでしょうけど、タブレットを使ってみることにしました。

 画面に直接書き込めるタブレットPCや、ワコムの液晶タブレットを使えばいいんでしょうけど、正直そこまで細かい制御をする必要性も実力もないので、実力値に見合った、いちばん安い小型タブレットを買いました。

 プリンストンのスリムタブレット(6800円)です。Mac用ドライバがあるやつではいちばん安かったので。

 これを使うと、わりと楽にコントロールの一筆書きが出来ます。うまくすれば、DYNを使ったビブラートもかけられます。22個のキー設定ができるので、うまくすればVOCALOID Editor操作がラクチンになるかも。

 Mac用のドライバがあるので、これを使うことで、Mac OS X上のCrossOver Macで鏡音リン・レンのVOCALOID Editorが動作するというわけです。ノートを置いていく作業はトラックパッドのほうがやりやすいので、MacBook Proのほうで入力、コントロールエリアでの入力のみをタブレットでやることにしました。

 となれば何か作りたくなるのが人情。リンでやるなら演歌ということで、初の演歌に挑戦してみることに。ニコニコ動画でいえば、「こぶち」タグ、ピアプロなら「演歌」タグがけっこう充実しているのにびっくりしました。

使いにくい女のブルース

 主に使ったのは、音量調整のDYNとピッチのPIT。DYNは音のばらつき調整と長い音符の消え方調整、そして低音部でのビブラートに。こぶし部分をぜんぶPITでというのは少々きついので、ポルタメントの極端なピッチ変動をゆるめにするために、逆方向に調整しました。あまり効果は上がってないかもしれませんが、これをトラックパッドだけでやろうとすると、たぶん指がつってしまったでしょう。ピッチベンドでやればいいという話もありますが、今回はオケも含めてMIDIキーボードを一切使ってません。タブレットつないだせいでUSBポートが空いてないので(笑)

 先日紹介したYahoo!のJavaScriptベースのプレーヤーを埋め込んでみました。

 そのほかの魅力的なFlashプレーヤーはこちらで。

ブログに使えるお気に入りの MP3プレイヤーを探そう!(ポッドキャストジャーナル)

 ピアプロにもあげました。

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