「ジャングル大帝はライオンキングのパクリ」説
iTunes Store USの長編映画コーナーで、手塚治虫の不朽の名作「ジャングル大帝」の英語版として“Jungle Emperor Leo: The Movie”が公開されました。14.99ドル(iTunes Store USへのリンク)。
これで1カ月前にスタートした手塚プロダクションのiTunes Store進出は、テレビアニメ、短編、長編がそろい踏みしたことになります。めでたい。
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しかし、めでたくないことも。
そのカスタマーレビューをみてみると、
・ゲイの話みたい(問題外)★
・ライオンキングみたいだ★★★★
・非常にスウィートな映画で、楽しめるアニメーションだ。冒頭の部分はライオンキングみたいだけど、残りはとてもユニーク。冒険にあふれ、心にしみる映画。視聴をおすすめする★★★★
・ライオンキングという名前のやつは、前にみたことがある★★★★
・ライオンキングをパクったみたいだね★★
まともなレビューは、
・これは手塚治虫の“kimba the white lion”という話の最終話で、1950年代に作られたもの。実際にはディズニーがこのストーリーを(ライオンキングで)パクった。ほかのレビュワーの話を信じちゃだめ★★★★★
の1本だけ……。
というわけで、カスタマーレビューの平均は★★★となっています。
とりあえず最初の「ゲイの話」ってレビューにはreport a concernしておきましたが、「ライオンキングのパクリ」という誤った評価が定着してしまうと困ったことになってしまいますね。
もちろん、MOVIE NOTESのところに、「ライオンキングはこの原作を元にしたものです」と書くわけにはいかないでしょうから、ここはレビュワーががんばるしかないですね。
誤ったレビューに関しては、「Was thie review helpful?」という質問にNoと答えるか、Report A Concernで意見を書くという方法があります。
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