Mac、iPhone、iPod、歌声合成、DTM、楽器、各種ガジェット、メディアなどの情報・雑感などなど

「テレビ録画2.0」foltiaがやってきた

»

 foltiaってご存知ですか? 「テレビ録画2.0」に最も近いと個人的に思っているシステムです。その開発サイトとして「foltia Development Central」が公開されたそうです。いよいよ本格オープンということで、今後の反響が楽しみです。

 foltiaとは、公式ページによれば、

アニメをらくちんに録画する、Linux上で動くシステムです。番組名と放映局を指定しておけばあとはなにもせずに毎回録画されます。野球で時間がずれても毎回期待通り録画されます。録画したアニメは自動的にH.264/AVCに変換されてiTunesに降ってくるのでそのままiPodで持ち出せます。

というもの。foltiaガイドを読めばその概要がわかることでしょう。

 foltiaが優れているのはなんといっても、Consumer Generated Timetable(CGT)とでも言いたい、ユーザーが作り上げた番組表を元に、連続番組の変更にも自動的に追随していくというところ。とてもWeb2.0的。iPodへの自動放り込みもサポートしています。

 foltiaについては8月にオルタナティブ・ブロガー・リレーPodcastでとりあげているので、その元原稿を公開しておきます。

* * *

アイティメディアの松尾です。CloseBox and OpenPodという、iPodやらポッドキャストやらMacやらに関連した話題をオルタナティブブログの中で綴っている、固い話題の中ではちょっと異色のブログを書いてます。

今回は「ぼくが考えるテレビ2.0の世界」について話したいと思います。正確には「どれだけ楽にテレビを録画して、それをどこでも楽しむことができるようになるか」について。

ぼく自身は高品質にはあまりこだわらないので、HDの必要はなく、SDのそこそこのクオリティでいいと思っています。それよりは、それを見るシチュエーションに自由度がほしいと考えているのです。

1つの映像ソースを、どの場所でも、どのデバイスでも同じように見ることができる——まるでソニーのロケフリや、Slingboxの宣伝文句みたいですが、そういうのがぼくの理想なんですね。ただし、この2つは、ストリーミングとデバイスの操作については面倒みてくれますが、予約録画やコンテンツのストレージについては知らんぷりです。

では、テレビ視聴における重要な2つのポイント。予約録画とコンテンツの保存、という2つのポイントについて考えてみましょう。

まず予約録画。はっきり言って、いまのEPGは進化すべき進化をほとんどしてこなかったものではないかと思っています。もともとが、テレビ番組を毎日チェックして、せいぜい1週間か2週間先の予約をするというのを延々と繰り返す。そんなことを前提としているシステムなのです。これは古い。古すぎる。

なぜ古いかというと、人はもうRSSという林檎の味を知ってしまったからです。1つのコンテンツを登録しておけば、自動的にそのサマリーがRSSリーダーやブラウザに入ってくる。これがポッドキャストだったら、ラジオみたいにその場にいなくちゃいけないこともないし、テレビのように毎回予約をセットする必要もない。

で、このRSSとテレビ録画を組み合わせ、RSSリーダーとしてiTunes、モバイル再生装置としてビデオiPodが使えるんじゃないかと考えた人たちがいたんですね。そういう人たちが作り上げたのが、「foltia」という録画ソリューションです。Linux PCにビデオキャプチャカードを差して、ユーザーベースの番組サイトからの情報により、ほとんど何も考えることなしに、シリーズ番組を録画し続けることができる仕組みで。最終的にはMPEG-2録画ファイルをMPEG-4化し、iTunesライブラリに追加、iPodに落とし込むところまでやってくれるのだそうです。コンテンツのストレージは、iTunesライブラリに、というわけです。

詳しくは、プログラムが収録されたオープンソースマガジンのバックナンバーをご覧下さい。これこそがいまのところテレビTNG、テレビ2.0に最も近い位置にいるのではないかと思います。

だいたい、シリーズもののテレビ番組を録画するのは1回の操作ですませたいですよね。それほどぜいたくな望みとは思いません。それを一番早く実現したのが、きわめつけのアニメ愛好家たちというのがおもしろいじゃないですか。その番組情報も、ユーザーが書き込んだ情報をまとめた、Web2.0的なものなんですよね。

ただ、この番組情報というのが、あくまでもアニメ、特撮が中心なので、同じ仕組みを使った音楽番組、海外ドラマといったところをカバーするところが出てこないかな、と密かに期待しています。

デバイス的にはこのところ、理想的な製品が登場してきました。バッファローのH.264録画デバイス「PC-MV9H/U2」です。EPGを使って録画予約をするというのはふつうのPC的HDDレコーダーなんですが、録画のネイティブフォーマットがH.264 AVCという、iPod、iTunesで使われている動画フォーマットで記録できるというすぐれもの。2万円台でUSB 2.0。さらには最大で10台。つまり10チャンネルまでの同時録画が可能というものです。iTunesライブラリ、iPodへの追加までやってくれる機能もあるので、このハードウェア環境を使って、foltia的ソリューションが実現しないかな、と思っているのです。

以上、「ぼくが考えるテレビ2.0の世界」でした。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する